2月1日(土)、曇りのち晴れ 伊賀市に停滞
今日は伊賀市に停滞。
国際交流でドイツに行った時の仲間の1人がここ伊賀上野に住んでいます。無理を言って案内をお願いしました。
30年ぶりの再会です。彼女は三重県のお偉い方になっていました。
今日も全日本忍者手裏剣打大会の開会式で壇上に上がらなければならないそうです。案内の途中で、一緒に会場まで行って観客席から開会式を見させてもらいました。
芭蕉ゆかりの場所はホテルから歩いて回りました。始めに上野天満宮。続いて芭蕉生家。ここは建物の修繕のため中の見学は出来ず、外側から眺めるだけでした。
上野公園の入り口の反対側にだんじり会館がありました。ここのだんじりは静かに街をねり歩くのだそうです。昔は町内の者しか山車を引けなかったそうですが、今は人がいなくなって変わったそうです。
公園の中には芭蕉翁記念館があり、芭蕉関係だけでなく子規の始めたホトトギスなんかも展示されていました。
そして、弟子たちが昔に刊行した本が今も残って読めることはすごいことだなと思います(自分は読めませんが)。
案内してくれている彼女の話では、小学校の夏休みの宿題で俳句を6句作ってくるというものがあったそうです。それで俳句が好きになった子と嫌いになった子に分かれたと言っていました。好きになった子はきっと褒められたのでしょうね。
上野の町は昔からの建物と新しくなった建物が入り混じるところでした。昔の建物を維持するのはお金がかかって大変なのでしょう。外部のものが口を出す話ではないでしょうが、せめて一区画だけでも保存できたら観光客も集まるのではないかと思ってしまいます。
伊賀には3つの美味しいものがあると、手裏剣打大会の開会式の挨拶で伊賀市長が言っていました。
それは「伊賀牛」「伊賀米」それに「伊賀のお酒」だそうです。
昨夜は俳聖芭蕉というお酒をいただきました。
そして今日の昼は伊賀牛の牛丼を食べに行きました。ここで伊賀米も一緒にいただいたので、3つとも味わうことができました。
さらに夕食は豆腐田楽をいただき、これも美味しかったのでプラス1です。
それに伊賀では伊賀焼という素朴なあるいは無骨な感じの焼き物があり、最近では土鍋が有名だそうです。その伊賀焼の里にも連れて行ってもらいました。とても長い16連の登り窯が保存されています。これはなかなかのものです。見事です。
ひと山越えると今度は信楽焼の里のようです。結構近いんですね。
私の旅もなんだか焼き物の里を訪ねる旅になっています。
俳号が白陶なので、それもいいかな。
では、このへんで。