久しぶりにテレビを見て今回の台風19号の被害に驚いています。
襟裳では屋根の飛んだ家があるそうです。
浦幌を出発するとき、ちょっと胃のあたりが痛くなりました。
すぐ近くの道の駅で一休みして、コンビニで胃薬が買えることを思い出して近くのセブンイレブンで買い、すぐに飲みました。
もうこれで大丈夫。しばらく平坦な道が続き、交差点で止まるとなんと丹頂がいました。
しかし峠の上り坂に来ると脚に力が入りません。雨は本降りになっていました。
自転車を押しながら峠の上に差し掛かると、もう苦しくて動けませんでした。しばらく休んでから峠を下りました。
その少し先で歩道に乗り上げる時、いつもより段差があって
『リム打ちパンクしたか』
しかし大丈夫そうです。
やっぱり太めのタイヤはパンクに強い、と思っていたら、急にプシューっとなりました。
なんてこった、雨の日にパンク、腹は痛い。最悪。暗くなる前にたどり着くのは難しそう。
そう思いながらチューブ交換していたら、1台の車が止まり、
「直るかい、よかったら自転車乗っけてってやるよ」
と親切なご夫婦が言ってくれました。
チューブ交換は終わりましたが、腹の状態を考えて乗せて行ってもらうことにしました。
ここまで走った距離は約20キロ。目的の太樹町にある宿までまだ50キロ程ありました。
そうして宿に2時半頃到着。オーナーは早い時間にもかかわらず快く受け入れてくれました。
薪ストーブの脇に横になっていると少し落ち着いてきました。
それで風呂に入って温まったところ、急に吐き気がしたので慌てて服を着て(もう立っていられませんでした)急いでトイレに。そして嘔吐。そのほとんどが胃液。
これで良くなると思いきや胃の痛みは無くなりません。
「少し食べた方がいいのでは」
とのオーナーの勧めにしたがい、軽く夕食を食べて(食べられたのはスープばかり)早々に布団で休むことに。
しばらくは眠れたのですが、0時頃に急に吐き気がしました。結果は前回同様。その後は苦しみとの闘い。
明け方の5時頃、もう耐えられないので少し痛みが治まった瞬間に1階に下り、オーナーの部屋を叩いて救急車を呼んでもらいました。
救急車が到着し、住所、氏名、年齢、現在の症状と経緯などを聞かれて答えていたら、意識ははっきりしているとのやりとりが聞こえました。
担架に乗せられ外に出ると台風の激しい時間帯でした。
運良く近くの病院が受け入れてくれたので、おそらく7分くらいで着いたと思います。
病院ではすぐに痛み止めの注射をしてくれました。するとすぐに痛みを感じなくなりました。
では、このへんで。
【データ】
10月12日(土)、雨 浦幌町から大樹町 24.07キロ
(浦幌から長節まで自走。長節から大樹町の宿までは車に乗車。グーグルマップで45キロ)
車に乗せてくれたのは函館在住の70歳前後のご夫婦。北海道を初めて旅したとのことであった。感謝。