1月13日(月) 、晴れ 高知市から高知市(ほぼ停滞) 22.98キロ
朝食は、ゲストハウスの向かいのコロッケ屋さんでおにぎり弁当を購入。小さめのおにぎり2個と肉じゃがコロッケ。それに20円引きだった枝豆コロッケを追加。揚げたてではなかったけれどサクサクで美味しかったです。
ゲストハウスでは、相部屋に泊まるのが初めてという70代の方と一緒でした。夜、談話室で日本酒を飲みながらお話をしました。
その方は札幌の方で、息子さん夫婦の住んでいる静岡にしばらくいたけれど、あまり長くいるとお互い気を使うということで、特に目的もなく旅に出たということでした。奥さんはだいぶ前に亡くされていて、札幌では一人で住んでいるということです。
最近はパークゴルフにはまっていて、先日、御殿場でやってきたばかりだそうで、「冬でもできるのがいい」と言っていました。
「ひとりなら、どこに住んだっていいじゃないですか、御殿場なら息子さんの家も近いし」
と言うと
「いろいろなしがらみがあって、なかなか出られないんですよ」
ということでした。ここでも「本当に?」と突っ込みたくなりました。
旅行していても、観光には興味がないのでカプセルホテルではチェックインからチェックアウトまで漫画の本を読んでいたそうです。
ゲストハウスは、おしゃべりができるので気に入ったようです。連泊したいので、ネット予約の方法を教えて欲しいと言われました。タブレットを息子さんから借りてきたそうです。もちろんガラケーでした。
さて、今日は高知市内観光をします。ただ、ゲストハウスからは出て、市内のキャンプ場に移動します。札幌の方は高知のパークゴルフ場に行くとのことでした。
まず、歩いて高知駅と高知城に行ってみることにします。高知駅前に武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎の3人の大きな銅像が建っていました。
高知城の下には板垣退助のこれまた大きな銅像が、その少し上に山内一豊の妻の、板垣よりちょっと小さめな銅像が建っていました。旦那の一豊の銅像もあったらしいのですが見損ないました。
お城では今、ライトアップイベントの期間中で、場内に大きな卵のようなものが展示されていました。
一旦宿に帰り、荷物を自転車に積んでチェックアウト。今度は上町の〈龍馬の生まれたまち記念館〉に行きました。ここは人間坂本龍馬に焦点を当てて、どのように龍馬という人間が形成されていったのかを説明していました。
走り出してみると、疲れが溜まっているようで、今日はちょっとの移動にしておいて良かったと思いました。
そんなこともあって昼食は奮発して〈いきなりステーキ〉で栄養補給。
その後、おとな子ども手形で鷹匠町にある温泉で疲れを癒しました。
温泉では一緒に湯から上がった方が話しかけてきました。色々と聞いてみると、今はリタイアしており、この方もだいぶ前に奥さんを亡くされていて、一人で暮らしているそうです。四畳半に50インチのテレビを置いて横になって見ているうちに、いつの間にか眠っていることが多いのだそうです。昔、板前をしていたことがあるので、いろいろな料理を作るそうですが、食事はひとりなのだそうです。
先日泊まったゲストハウスのオーナーのように、奥さんを亡くされたあと再びバイクに乗り始め、コンサルの仕事で東北の復興支援に携わるなどご活躍されている方もいれば、一日中テレビや漫画の本を読んで過ごす方もいて、定年後の生き方について考えさせられます。
キャンプ場へ移動する途中に県立の〈坂本龍馬記念館〉に立ち寄りました。こちらは龍馬の書簡などが展示されており、資料が豊富でした。とても30分では見切れず、今度は少し勉強してから来ないともったいないなと思いました。
では、このへんで。