今日は小佐渡の東の端っこのキャンプ場から南側の海岸線を走り、大佐渡と小佐渡の中間地点、両津の反対側を目指します。
出発の直前に雨が降り出しました。予報では晴れのはずなので、
すぐ止むと思って走り出したところ、本降り。慌てて雨具を着ました。
少し先の野浦という所を9時半までに通らないとなりません。それは崖の工事のため全面通行止めになるからです。遅れると1時間待つ必要があります。
なんとか9時ちょうどに通過できました。そして雨は9時半ごろにぴたっと止みました。
小佐渡の南側の海は、大きなうねりが押し寄せてくるという感じでした。そして道路は切り立った崖が多く、左側は崖の下がすぐ海で、まるで湖の周回コースによくあるあの感じです。ほとんどの道が海に向かっているように見えました。
途中赤泊というところに来たとき、有名な「北雪」という日本酒の酒蔵がありました。このあといくつかの酒蔵を目にしましたが、本州側の新潟同様酒蔵が多いところです。
少し進むと崖上に高い建物が見えました。一体なんだろうと思っていたところに、ちょうどおじいさんが通り掛かったので聞いてみました。
「すみません、あの上にあるのは何でしょうか」
「なんでもないよ、昔殿様の出城があったから村長さんが建てたんだ」
すると展望台でしょうか、と言うと
「そうそう。上に登るならその先の道を・・・」
と言いかけたので、
「いえいえ、登るのが大変なので」
そう言うと、納得したようでした。
有名なたらい舟のある小木港で、おばちゃんの呼び込みにしたがって食堂に入りました。客は私1人だけでしたが味はよかったです。その先少し行くと沢崎と言うところに出ます。沢崎鼻灯台があります。ここは小佐渡の西の端っこで、ここからはもう外海(というのか知りませんが)です。風は強く、波も荒くなります。
そのまま海岸沿いを行こうとしたのですが、なんと全面通行止め。別なルートを行くことにしました。しかしこの道がくせもので、ここからいっきに150メートル位を登らなければなりません。半分以上は頑張りましたが、残りは押しながら登りました。
佐渡島一周(サドイチ)は坂が多く激坂もたくさんあると聞いてはいましたが、この道は入ってないだろ、と頭の中でツッコミながらハーハー息して登りました。
では、このへんで。
【データ】
11月1日(金)、曇り 佐渡市片野尾から佐渡市真野 85.71キロ(佐渡2日目)