Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

2019.10.6 北海道12日目

昨日で北海道10日目、通算では48日目でした。

(注:本当は11日目、通算で49日目の間違いでした)
とりあえず怪我なし病気なし。
昨日も雨でしたが、体調は悪くないので出発しました。ずうーっと降ったり止んだりの繰り返し。
でも急な登りがなく割と楽でした。

オホーツクの海は冬の到来を感じさせる荒々しい波で、海の色も薄く茶色に濁っていて波もくすんだ白でした。
「オー、オホーツクだ!」
とわけのわからないことを呟いて写真を撮りました。

 

中湧別の道の駅にある温泉に立ち寄りました。
すると小さな姉弟を連れた人が入ってきました。
弟くんは怖がって湯船の隅から動こうとしません。そこにお姉ちゃんが
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
と言って一生懸命世話を焼いています。
その光景を見て、幼い頃の自分と姉の姿を見ているような気持ちになりました。

 

昨夜の宿は湧別町の計呂地交通公園にあるSLの宿というところです。
列車は寒いので、200円高いけど駅長の家の方に泊まってほしいと管理人さんから言われました。雨でずぶ濡れの先客ライダーのために特別にストーブを焚いているとのことです。こちらにしては願ったり叶ったり。おまけに洗濯機も無料で使わせてくれたので大変助かりました。

 

先客は3名。仲良く話をしている若人2名と自分より少し若い感じの無口な男性でした。若者たちは連泊していて近くにある海産物のお店から色々と仕入れて酒盛りの最中でした。
そのうちの一人が
「エサヌカ線で会いましたね」
と言ってきました。
「2回すれ違いましたよ」
あー、あの時の。思い出しました。あの時、珍しくしっかりと顔を見ていたのです。彼はとても人懐こい人でした。

 

もう一人の若人は岡山から来ていてレーサータイプのバイクに乗っています。上り坂の話をした時に
「オレ下りが怖くって」
そもそもスピードをあまり出したくないそうです。バイクとのギャップに笑いました。

 

無口な男性は旅慣れた感じです。
話しかけても最小限の応えばかり。でも親切で、若人たちと話している時に、適切なアドバイスをしてくれます。
なんだかミステリアスでした。
そういえばクローズドクエスチョンばかりだったかな、と反省しています。

(注:クローズドクエスチョンとは「はい・いいえ」で答えられるような質問のこと)

 

【データ】

  10月5日、雨 興部町から湧別町 75.61キロ

 

(ここで一句)

  オホーツク晩秋の浜波怒涛

 

 

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これぞオホーツク

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この荒々しさ

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駅ごと保存

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味わい豊かな駅名板

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ライダーハウスの管理棟として