Hakuto-日記

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原鉄道模型博物館へ行ってきた 【鉄道道楽人生 原 信太郎】

知ってはいたが、鉄道マニアでもないので「ぜったい見にいきたーい」というほどではなかった。

横浜駅から徒歩5分、たまたま「原鉄道模型博物館」の看板を見つけた。

実はみなとみらいまで歩いて行こうとしたその途中にそれがあったのである。

オリエント急行



原丈人と原鉄道模型博物館

用事があって横浜に出た。それじゃついでに丸善ジュンク堂の株主優待券500円を使っていこうと思った。残念ながら丸善ジュンク堂は横浜駅の近くにはなく、一番近いのは横浜みなとみらい店だった。ただ、500円のために交通費をかけるのは馬鹿馬鹿しい。

 

横浜駅からみなとみらいまでは徒歩で約30分。運動不足を解消するにはちょうど良い。

ところが、歩き始めて5分ほどで「原鉄道模型博物館」の看板を見つけてしまったのである。

 

原鉄道模型博物館のことを知ったのは、原丈人(はら じょーじ)氏の講演を聞いたことがきっかけである。原丈人氏は内閣参与を勤めた方で、「公益資本主義」を世界に広める活動をしている実業家である。

 

この講演の中で、この博物館のことが紹介され、初めてその名前を知った。その博物館で副館長を務めているとのことで、そこには原丈人氏の父親の原信太郎が作った鉄道模型が展示されているということだった。

 

講演を聞いて家に帰り、原丈人氏の著作を検索すると、つい最近出版された本があり、少し前に出版された『増補 21世紀の国富論』(平凡社)2013年9月 と『富める者だけの資本主義に反旗を翻す』(新潮社)2025年4月 という本をAmazonで購入した。

 

そして、『富めるだけの…』の方は自伝的な内容で、その生き方がすばらしく、そしてむちゃくちゃおもしろい。そこでは父親についても触れられていて、それが印象に残っていたのである。

 

そんなことで、看板を見つけたところで躊躇いもなくビルの中に入っていった。

 

 

 

 

原鉄道模型博物館に入る

エスカレーターで2階へ
博物館は三井ビルの中にあった。大きなガラスの自動ドアからはいると吹き抜けになっていて、正面左手に長いエスカレーターがでんと構えている。
 
2階に上がって正面左側にチケットの券売機があった。入館料は大人 1,500円、中学・高校生 1,000円、小人(4歳以上)750 円である。なお、入館時間は、10:00~12:00/12:00~14:00/14:00~16:30 となっているが、それは混雑防止のため入場者数の上限を設定しているとのことで、とくに時間制限はないそうです。
 
ちょうどこの日は「機関車トーマスイベント」が開催(4/9〜5/11)されていて、子供連れの家族が大勢来ていた。
 
入場するとすぐその脇にパンフレットとスタンプが置いてあった。

日付は自分で記入(上のガイドブックとは別のパンフレット)


そして、第一番目の展示室の最初にあるのが、木造の箱根登山鉄道。実際に木造の電車だったということに驚き。

次の部屋では海外のさまざまな模型が形式別に棚にぎっしり並んでいた。やはり当初は木造でトロリーポールがついていた。木造鉄道は細かい細工ができたりしてなかなか優美な形をしていた。
 
右の棚と左の棚との間には鉄道の細密画のような絵(図面?)が紙に丁寧に描かれたものが百数十枚も展示されていた。
 
これを見ていてその鉄道にかける情熱のエネルギーの強さが伝わってきた。ここまで熱心にやれるというのはすごいことだ。
 

しかし、情熱はそれだけではなかった。
 
ここにある模型は全て原信太郎(のぶたろう)氏が作ったものである。それも徹底的に本物に忠実に作られていて、駆動方式まで同じにしているのである。鉄道に乗る人々まで再現していて、冒頭のオリエント急行の食堂車の人物などもその様子をしっかり伝えてくれている。
 
信太郎氏はオリエンタル急行が終わる直前に実際に家族で乗ったのだそうである。
 
次の展示室に移るとまず、14歳の少年が1番切符を求めて数日前から並んだという記事がある。1番切符とは新しい鉄道が開通した時の0001番が刻印された切符のこと。そしてその後も家族を巻き込んで蒐集し、それが何十枚も展示されていた。
 
そして、鉄道をカメラにもたくさん収めたとのことで、そのカメラが展示されている。
 
個人的にカメラには興味があるため、ついその写真を撮ってきたが、動画撮影用のカメラについては素通りしてしまった。あれは8ミリカメラだったのかな。
 

ちょっとアップで


世界各地で写真を撮りまくり、そして何度も捕まって取り調べを受けたそうである。オリエント急行の時も捕まって、そのせいで列車は数時間足止めをくらったのだと。
 
この部屋の反対側に多目的ルームがあって、そこでは機関車トーマスのビデオが上映されていた(立ち寄らなかったので内容は不明)。
 
この間の通路を抜けると世界最大級という室内ジオラマの部屋になる。いやいや部屋というよりホールに置かれた鉄道のある街の模型がでんと広がっているのである。
 
やはりトーマスイベントのせいで手すりは人でいっぱい。その中に鉄道マニアらしきおじさんが一生懸命に写真を撮っている。そこに混じって鉄道マニアでないおじさん(自分)も一緒になって写真を撮った。
 
このジオラマはなかなかに凝っていて、あかりが明るくなったり暗くなったりして昼と夜を演出。夜になると鉄道にライトが灯るというなかなか凝った、そして洒落た演出である。
 

この手すりに人がいっぱいだった

このあと横浜ジオラマのスペースがあってそこが最後となる。横浜ジオラマは桜木町の駅から海側を見たもの。最初横浜駅はこの場所に作られたとか。海側にはキング、クイーン、ジャックという塔のある建物(神奈川県庁本庁舎、横浜税関、横浜市開港記念会館)が一望できる。

 

こうして館内を一巡りし終えた。

 

 

最後に

まずは、鉄道模型の知識がまるでないため、詳しく説明できなかったことをお許しいただきたい。

 

ジオラマで走っている電車のレールは、模型では一般に真鍮を使うところを本物に合わせて鉄を使っているとか。工作は難しいがそのおかげで本物の列車のように継ぎ目での音が本物らしく聞こえるという。

 

なるほど、そうなのか。そう思って聞くと、確かに本物のように聞こえた。

 

ゲージと呼ばれる規格も、一番ゲージ呼ばれる大型の模型が多く展示されていたことも、家に帰ってからガイドブックを読んで知ったことだ。最後の展示で規格の違いをわかりやすく並べてくれていたが、よく聞くNゲージがあったことだけ覚えている。

 

ただ、その比較として置かれた模型がD51であったことは覚えている。ゲージが小さくなるにしたがって、細部が省略されているということはわかった。

 

信太郎氏が「やりたいことを貫けば必ずどこかへ通ずる」ということを言っていたそうだが、息子の丈人氏がやっていることも親の血を引いているのかもしれないと思った。

 

博物館を出たあと、ちゃんとみなとみらいまで歩き、株主優待券を使って本を買うことができた。

 

では、このへんで 

みなとみらいの空



 

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