Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

いよいよ解禁 【フライフィッシング】

 

3月になった。

渓流釣りの解禁だ。

いつもキャンプする川に行ってきた。

果たして・・・

 

年間入漁券

相模川流域の入漁券の年券は4月から翌年3月までと年度区切りになっている。

けれど、10月から2月いっぱいまでは禁漁期間で釣りはできない。

だからちょっと面白い区切りとなっている。

 

さて、仕事が休みの平日、朝から雨が降っていた。

いつものとおりぐずぐずしていると、雨が上がる。

本当は夜明け前から出かけていくつもり(ムリムリ)だったんだけど、雨を口実にもう一寝入りする。

 

9時、釣り場に到着。ここは釣りでは初めて入る。

今回は全て準備をしてきて、現地で着替えはしない。タックルの準備だけである。

ここでハタと気が付く。ネットを忘れた!

ああ、どうせ釣れないと思っているから忘れたんだな、そう自分を分析する。

いや、絶対釣ってやる!

 

準備をしていると、軽のバンがやってきた。

「ああ、年券ですね」。監視員である。

「今年はキャッチ&リリース期間が全期間になっているんです。去年は4月までだったでしょ」

「そうなんですね」

「今年の年券は25日(といったと思う)から売り出すので、そのときは私に連絡してください。電話をもらえれば飛んできますよ」といって電話番号を書いた紙切れをくれた。

放流情報なども教えてくれるそうだ。

 

さて、見渡したところ他に釣り客はいない。実はさっき2台の車がやってきたが、ひとりがもう1台の車に一緒に乗ってどこかへ行ってしまった。

 

 

今年初のキャスティング

 

去年は少しキャストの練習をしていたが、あれからだいぶ時間が経ち、そして今年初のキャスティングなので心配だ。

 

これまで通った山岳渓流とは違って川幅が広い。とうぜん魚もちらばっている。

目を凝らしても魚は見えない。

とりあえず、手前から順にフライを落としていく。

 

解禁当初はまだ活性が弱く、ライズはない。

だからドライフライではなく、ニンフを流す。

でもマーカーをつけるとキャスティングが難しい。それでなんどかキャストしているとティペットに結び目ができてしまう。

 

それに後ろには葦がそびえているのでまっすぐバックキャストはできない。

それで左右に振ってから前にキャストする。

風もなく、キャストするのには好条件なのだが、技術不足でマーカーあたりに結び目ができてしまう。

もし、魚がかかった時に結び目があるとそこで切れてしまうので、数回キャストしたらチェックする。

そして結び目ができていたら再び新しいティペットを繋いでフライも付け替える。そしてマーカーも取り替える。

 

まあ、もし魚がついているとしたら向こう側の崖際だろうと思うが、本流の向こう側を流すのは難しく、また、本流の中に立つ勇気もない。

たまに、狙い通りの場所にフライを落とすことができて、さらにナチュラルドリフトできたときにはどきどきして目を凝らしていたが、残念ながら反応はなし。

 

腹が減ったので時計を見ると11時半。釣り始めてから約2時間だ。トイレに行ってから昼食にしよう。

朝、1台の車に乗って行った二人連れは少し前に戻ってきていたが、川を眺めるだけで竿を出さない。

すると向こうも何やら昼食の用意を始めたようだ。

 

 

こちらはお湯を沸かしてアルファ米の赤飯にフリーズドライの豆腐の味噌汁。少し時間はかかったが、美味かった。外で食べるとアルファ米だってうまい。

 

昼食後、橋の上から川を見下ろす。だが魚影は見えなかった。

 

 

午後の部

さて、午後の部はまず、下流に釣り下って行った。葦の林の中を抜けて所々に現れる切れ目から川に入ってラインを伸ばす。

そこは瀬になる少し手前でいい感じに岩がある。魚が隠れるのにちょうど良さそうだ。

 

だが、反応なし。

 

バックキャストができないのでほぼロールキャスト。

移動しようとしてラインを巻く時にフライが葦に引っかかったりする。

フライはニンフからミッジピューパに変えてみた。

 

反応なし。

 

さらに下ると護岸のためだろうか、岸から川に少し入ったところくらいまでの堰堤の端だけのようなものがあってそれ以上下れなかった。


いったんバイクのところへ戻る。

目の前は、先ほどまで別のフライフィッシャーが粘っていたところだ。

静かな流れなので、いちおう自分もフライを流してみた。川の中央まで行って向こう岸近くを狙うが、岸近くまではフライを飛ばせなかった。

 

さっき粘っていたフライフィッシャーは、少し上流で動かなかったので、上流に行かせてもらう。

上流は瀬になっていて、期待はできなかったが丹念にフライを落として探って行った。

 

やっぱり反応なし。

 

 

再び葦の中を進んで行くと、緩やかな流れが続いている。

やはり切れ目から川に入ってロールキャスト。

自分としてはいい感じにフライを落としたつもりだが、まったく当たりがこない。

小さな支流が合流するところで竿を納めることにした。

 

15時半。今回もまるぼうず。

そこからは、護岸のコンクリートにコの字形のハシゴが打ち付けられていたので、そこを乗り越えて道路に出た。

そこから歩いて戻っていると、後ろから来た車が脇に止まった。

 

「どうですか、釣れますか」

ちょっとためらってから「いやー、だめでした」

「このあたりは釣っても持って帰れないんですよね」

「キャッチ&リリース区間になっていて、釣ったら放流しないとなりません」

「そりゃだめだね、オレは釣ったら食べたいからね」

 

そう言って行ってしまった。

なんだか明るい声に励まされたように思えた。

 

 

最後に

釣りたいな〜

ちゃんと指導を受けないとダメかな。

釣りたいな〜

 

では、このへんで

 

 

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