今日(21日は)はスマホ講座の講師の予定だった。
しかし、残念ながら受講者が集まらず、講座は中止となった。
もうすぐガラケーが使えなくなることから、最近は公民館のスマホ講座が増えてきている。
だから、周知不足だったということだろう。
だが、パソコン講座の方は以前に比べると参加者が減ってきている。
そんな現状を踏まえ、市民が情報機器について学べる機会の提供については一定の効果を上げたということで、パソコンが常設されている会場が閉鎖されることになった。
それに伴い、われわれがその会場で行う講座等の活動は来年度いっぱいまでということになる。
これまでの受講者の動向
ぼく自身のボランティア活動は6年ほどだが、われわれの会の活動は20年以上も前から行われている。
受講者は十数年前をピークに年々下降している。
そして3年前の新型コロナにより急激に落ち込んだ。
会場が感染予防のために使えなかったことが原因である。
けれどもいったん講座を休止すると、会場が使えるようになっても受講者数は増えてこないというのが現状である。
一時は申し込みが殺到し、抽選を行なっていたほどだというのに寂しい限りである。
過去からずっと一定の割合で申し込みがあるのは、「手ほどき」と言っている個別指導だ。
そして、受講者が減ってきてはいるが、根強い人気があるのはワードとエクセルの講座である。
根強い人気というのはニーズがあるということで、自治会の会計やチラシ作りを引き継いで必要に迫られて受講しているという声をよく聞く。
スマホ講座については今年度から始めたばかりなので比較はできないが、ニーズはあると思われるので今後はスマホ講座が主流となるだろう。
来年度の活動について
今日は、講座は中止となったが手ほどきに参加した方がいたのでその対応と、そのあとに来年度の講座の活動方針についての会議が行われた。
昨年は新しくスマホ講座を導入するということで大きな見直しが図られたが、今回は今年度の受講状況から、一部の修正を行うにとどまった。
一部の修正とは、インターネットの講座をパソコンからスマホに変えること、パソコン講座の内容の一部見直し、スマホ講座のiPhoneの講座名称を興味を引くような名称に変更(今後検討)することなどであった。
iPhoneについては、参加者は少なかったが、日本ではAndroidよりもユーザーが多いことから引き続き行うこととなった。
実際は、講座参加者は高齢者がほとんどで、高齢者のiPhone使用率は非常に低い。
けれど、子どものお下がりを使っている者が、どの公民館のスマホ講座でもひとりや二人は必ずいる。
そんなこともあって生き残ったのである。
今後(再来年度以後)の活動について
これまでと同様の活動は来年度で一区切りとなる。
これまでのようにパソコンが常設されている部屋は使えなくなってしまうためである。
閉鎖後については、まだなにも決まっておらず、さまざまなことを想定して対応していかなければならない。
市側の意向は、今後も普及活動は行なっていきたいらしい。
しかし、今後はスマホが中心となるだろう。
市の情報発信はラインに重点を置いているためである(個人的には韓国や中国に情報が漏れているのでやめてもらいたいが)。
今日の会議では、市の意向を踏まえて、今後検討(あるいは要望)しなければならない事項の確認をした。
市に対する要望については、積極派(1名)と消極派(数名)が対立した。
消極派の、市に遠慮しているようにしか感じられない発言が不思議であった。
通常役所は面倒を避けるものなので、だまっていて動いてくれることはない、と考えられられる。
それに、われわれは市の活動に協力している。反対側からみれば、市はわれわれを無償でつかっているわけなので、ある程度の要望は聞いてもらえると考えてよいだろう。
ただ、いずれにしても活動は制限されることになってしまう。
おそらく一斉に行うパソコンによる講座開催は難しいだろう。
ワードやエクセルはバージョンによる違いがあるし、手ほどきにくる相談者のほとんどはワードやエクセルではなく、類似の製品をつかっていることから個人パソコンによる講座は難しいのである。
最後に
いまのところそれを言い出す者はいないけれど、会を去るメンバーも現れるのではないかと思っている。
教える側も高齢者なのだ。
昨年は数ヶ月前に脱退したひとりの仲間が旅立たれた。
現在、病気療養中のものもいる。
一昨年、10代と20代の若い人もメンバーに加わったが、現在はもうだれも来ていない。
まさしく岐路に立たされているという状況なのである。
では、このへんで
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