Hakuto-日記

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神谷そうへいの演説が凄い 【新宿駅西口に4時間半】

配られたチラシ

6月8日(水)、参政党の記者会見の模様をYouTubeで見た。

7月に行われる参院選の全選挙区に候補者が立つことが決まったという。

比例区の5人を合わせ、50名が立候補する予定だと言う。

そのうちの49人が一同に会した。

欠席したのは比例区の武田邦彦先生のみ。この日武田先生は名古屋で街頭演説をすることになっている。

最後の挨拶で、午後から候補者が全員5分ずつ街頭演説を行うと言う告知があった。

それを聞いて、よし、見に行こうと思った。

 

記者会見ライブ

6月8日はたまたま仕事が休みだった。

朝、目覚めてから少し本を読み、それから遅めの朝食を食べていたら、スマホにYouTubeからのお知らせが届いた。

食べ終えてからタブレットのカバーを開いて起動し、YouTubeアイコンをタップするとすぐにそれが見つかった。

見ると各選挙区の立候補予定者が順番に名前を呼ばれている。

ちなみに参政党では選挙区の立候補予定者は各支部長になっていて、全国比例区の予定者は第1から第5支部長となっている。

共同代表である全国比例区第3支部長の赤尾由美氏が、選挙区の地域名、候補者の名前を力強くはっきりとした声で読み上げると、候補者は返事をして立ち上がって一礼をする。

その席にはずっと決まらなかった東京選挙区の候補予定者もいた。

また、よく見ているユーチューバーの顔もあった。

全員の名前が呼ばれ、質疑応答の後、やはり共同代表で全国比例区第1支部長の松田学氏が終わりの挨拶をした。

このとき、「午後1時から6時頃まで49人全員がそれぞれ5分ずつ所見を述べる場がある」という話があった。

このあとに調べてみると、新宿駅西口で街頭演説が行われるということがわかった。

よし、新宿なら行ってみよう。

しかし、急いで家を出ないと始まってしまう。慌てて支度をして出掛けていった。

 

 

演説王決定戦

吉野敏明氏

 

新宿駅に到着するとすぐに西口に向かう。

表に出ると、参政党のトラックが止まっている。お祭りなどで見かけるコンテナの真ん中からガルウイングみたいに開いて舞台になる例のトラックだ。

まだ始まってはいなかった。

たまたま本厚木駅に電車が遅れて到着してくれたおかげで快速急行に乗ることができたので、1時少し前に到着する。

聴衆もまだそれほど多くはなかったので、だいたい前から5、6人目くらいのところにすんなり入ることができた。

1時頃だと思うが(時計をみていなかったので)、初めにスタッフからこの演説リレーは全国にユーチューブライブで配信されていること、そしてYouTubeが見られる方はスパチャに参加してほしいというアナウンスがあった。

スパチャ? と思っていると、赤尾氏と神谷氏が登壇し、ルールの説明が行われた。

それによると、スパチャの寄付の金額の合計が一番多かった人が演説王になるというもので、その人がマイクを持って話し始めた時から次の人が話し始めるまでに名前と金額をチャットするということだった。

そして、決してふざけているわけではなく、(共同代表の)吉野先生が政治にもユーモアが必要だといっていること、そして集まったお金はすべて選挙資金に使うという説明(いいわけ)があった。

 

 

街頭演説リレー

松田学氏

 

演説リレーのトップバッターはよしりんこと吉野敏明氏(全国比例区第2支部長)。

流石に場慣れしていてテンポ良く聴衆を惹きつける投げかけで一気に場が盛り上がった。

演説時間は5分。4分で一つ鐘が鳴り、4分30秒で2つ鐘が鳴る。そして5分で強制終了となる。

その後に続く候補者もほとんど5分以内に演説をうまくまとめていた。ただ、松田学氏一人だけは5分をオーバーして話していたが。

それぞれが個性を出して話しており、同じような内容の演説はひとつもなかった。

そしてそれぞれの思いが伝わってくる魂(大和魂)のこもった演説で、決して上手な方ばかりではないが、みな一生懸命話している様子が伝わってくる。

今までこうした政治の街頭演説を立ち止まって見たことはなく、通勤途中で歩きながら耳に入ってきた程度だった(東京に通勤していたのでよく目にすることはあった)。

始まったときは曇りで、ちょっと肌寒いかなあというくらいの天気だったが、しばらくすると太陽が照りだした。ちょうど正面の方から日が差すので顔が焼けるだろうと思った。

そのうちにまた曇り、爽やかな風が流れ始める。

トラックの舞台の上では、20数人が演説を終えた。一人5分なのでもう2時間くらい立って聞いている。

少し疲れてきたが、周りを見ると僕より年上と思われる人が、僕より先に来てずっと立っていた。

それをみて、まだまだ頑張れると思い直して聞いていた。

しばらくして前のおばさま二人がしゃがみ込んでしまった。少ししてその二人は後ろに出ていった。

 

二人が去った場所に今度は若い女性が入ってきた。これまでおばさまの頭越しに舞台が見えてたのだが、その若い女性の背が高くて候補者の顔くらいしか見えなくなった。

そこで少し横にずれたりしたが、あまり隣の人にくっつくわけにもいかず、片目だけで全身が見えている格好になった。

再び太陽が照りつけ、視線を上げるとまぶしい。

少し暑くなった。周りでは水分補給をする姿がみられた。

前の女性は狭いところで上手に上着を脱いだ。

そのうち太陽がビルの影に隠れる。ふたたび太陽が現れた時にはもう日差しは弱くなり、少し肌寒くなったのでその女性は上着を羽織った。

登壇者の演説は終盤を迎えている。

疲れを感じた。それに遅い朝食だけだったので腹ペコだ。

それにもかかわらず、それぞれの演説は心に響いてくる。それを聞いているといつのまにか涙があふれた。誰とはいわず魂の演説を聞いているうちに自然と涙が溢れてくるのだ。

左の男性もハンカチで目頭を拭いている。そして右の女性も同じくハンカチを使っていた。

こうして長時間立って聞いていられるのは、多くの政治家が話す紋切り型の口調ではないからだ。皆それぞれが自分の言葉でしゃべっている。本気で伝えようとしている。

 

 

トリは神谷そうへい

赤尾由美氏

 

こうして4時間以上、同じ場所に立って聞いていた。

もう、空腹も感じなくなった。

そして最後に登壇したのが神谷そうへい氏だった。

神谷氏が舞台に上がると歓声があがった。すごい人気だ。

彼が話し始めると皆が引き込まれる。

「僕が参政党じゃないんです。今日、立ってくれたあの45人が参政党。そして、橙のTシャツを着て一生懸命汗をかいてくれた人たちが参政党なんですよ」

「僕はこんなに目立っているから、いずれバッシングを受けて潰されますよ。でも潰されることを恐れていては何も言えなくなっちゃうし、参政党も引っ張っていけないから、だから僕は矢面に立っていく。だけど僕が倒れた時につぎに続いてくれる人がいなければ、このみんなの運動がとまっちゃうの」

「みなさんも心に火をつけて、何が正しいか、なにを守らなければいけないか、これをしっかりと自分の心に確認したら、ここに立てます」

参政党を誹謗中傷する人たちに対する怒りを叫び、われわれ一般庶民がめざめるように鼓舞する演説をきいているうちにまた涙が溢れてくる。

神谷氏も同じ5分間の演説。しかし迫力が違った。彼の思いがぐんぐん聴衆の心を惹きつけていく。

そして最後にこう言う。

「みんなで日本の鬼を退治するんだ!」

 

www.youtube.com

 

 

演説王はだれだ

神谷宗弊氏

 

神谷氏の演説が終わったのは5時を少し回った頃。

この後、赤尾氏と神谷氏が舞台に上がり、45人の演説前の様子などを話しながらスパチャの集計を待つ間の時間を繋いだ。

そして、今回の5分間の演説が政見放送のための練習であったということが語られ、選挙区の候補予定者45人に対し、勝ち目のない選挙に出馬してくれるということに感謝の言葉を述べた。

そしてスパチャの結果は、神谷氏がダントツで一番だったということである。

賞品はシャンパンの形をしたクラッカーでこれがそのままトロフィーとして赤尾氏から手渡された。

 

 

最後に

こうして4時間半、最初から最後までずっと立ちんぼだった。

小田急の1階から階段を降りる時、膝がこわばってぎこちない降り方になった。

転倒しないように慎重に降りていった。

自分でもびっくりしたのは、トイレに行きたくならなかったことだ。

電車に乗る前に行ったきりなので、5時間半もたっている。

あまり空腹を感じはしなかったが、何か食べておいた方が良いと思い、小田急地下改札前の箱根そばに入りおろし蕎麦を食べる。

そして電車に乗るとどっと疲れを感じた。

こわばっていたのは足ばかりではなく、首や体もガチガチだ。

その夜は寝るのも苦しく感じ、翌日もほとんど回復していなかった。

参政党の毎週木曜日のライブ配信で、神谷氏も足が痛かったと言っている。

なお、選挙区の45人の中でスパチャ金額が一番大きかったのは大分の重松雄子氏だったとのこと。

 

では、このへんで

 

challe.info

 

 

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