前回のZOOM研修を受けたあとのこと。
デイパックにフライロッドとリールを詰め、ルイガノMTBに乗って河原にキャスト練習に出かけた。
相変わらず風はあってやりづらかったが、ちょっぴり感覚をつかんだ。
その後気を良くしてMTBの基礎練習。
そしてその後ちょっとしたアクシデントが・・・
芝の上でキャスティング練習
先日、キャスティングにもちゃんと練習方法というものが存在し、それをYouTubeで指導してくれていることを書いた。
それは、段階的に一つひとつマスターしていくというものだ。
第一段階はロールキャスト。この練習は水辺でないと難しい。だが、幸いにもなんとかこのキャストはできる。
第二段階は、ピックアップレイダウンという方法。ロールキャストは前に投げる方法の練習だったが、ピックアップレイダウンは後ろに投げる方法の練習。
そう、このバックキャストがうまくいかないで、フォルスキャストをやってティペットに結び目を作ってしまうのだ。
これは、自分の前に置いたラインを引き抜いて後ろに投げ、それをまた前に戻す練習方法。
今回はこのバックキャストを意識した練習を行った。
このとき、「はじめはゆっくりで最後にスピードをあげる」という意味がわかった気がした。
それは、ロッドの先が下を向いている状態からいきなりバックキャストしてもうまくいかないということ。
時計の針が10時になるくらいまであるていどゆっくり持ち上げて、ロッドの先にラインの重さを感じさせてから後ろにキャストするということなんだと理解した。
フライラインを飛ばすということは、ロッドのしなりとフライラインの重さを利用するということなんだということが体を通して伝わってきた。
ただ、理屈が分かっても体が反応するためには反復練習が必要ではある。
それでも、腕の力で投げるのではなく力を抜いてロッドのしなりの感覚を感じるように意識しながら練習することができた。
MTBの基礎練習
キャスティング練習の方はいい感覚を掴んだところで終了し、バックパックを背負ってMTBの基礎練習を行った。
基礎練習というのは自転車の基本、つまり漕ぐ練習である。
いまだにできないスタンディングは置いておいて(それでも始めた頃よりだいぶ進歩した)、8の字で小さく回る練習と坂を登る練習。加えてフロントホップの練習を行う。
苦手な右旋回も少しずつ苦手意識が薄れてきた。
これにも気を良くして土手の坂を登って降りるのをやってみると、なんだかこれまでよりスムーズに登ることができた。
続いてフロントホップ。腰を引いてフロントを上げるよう意識して行う。
しかし、こちらの方はバランスが崩れて3回できればいい方。まっすぐ引き上げるのがむずかしくて左右にぶれてしまう。
そしてそろそろ日が暮れるので帰ろうとして土手を斜めに登ってみる。
すると何だかどんどん登っていける。
「よし、このまま土手の上まで登るぞ」と調子よく登って後少しで登り切るというところで左ペダルが斜面の山側に当たった。
1度目は大丈夫だったが2度目に当たった時にバランスを崩した。
自転車が谷側に倒れる。
そして当然谷側の右足を出す。
左足は自転車を跨いで斜面を駆け下った。
「なんとか倒れずに下れるかも」と思った。
だが、重力は予想以上に体を地球の中心へと引き寄せた。
そしてなんとか斜面の下まで来たところで足が追いつかず、体は地面に近づいていく。
まず、両膝を突き、続いて頭が地面に向かっていく。
両腕では支えきれずに顔面が草の中に落ちていった。
ヘルメットのバイザーが外れ、続いてメガネがずれる。
そのあと草が口の中に入ってきた。
一瞬、お金をかけて治療した前歯をやっちまったかと、歯科の先生の顔が脳裏をよぎる。
ここまでで地面に支えられて重力を感じなくなった。
そして最初にやったのは草を吐き出すことであった。
幸い歯もメガネも無事だった。
今回(※)もヘルメットに救われたのである。
※昨年2月に階段からダイブ。ヘルメットのテッペンが凹んで頭を守ってくれた。
最後に
幸いたいした怪我もなく(両膝の打撲程度)、翌日の仕事には支障をきたさなかった。
今回は下が柔らかい地面だからよかった。
もし、コンクリートやアスファルトだったら大怪我をしていただろう。
もし、最後に体を回転させていたらダメージは少なかっただろうか。
いやいや、背中にはアルミパイプに入ったロッドとリールが入っている。
そもそもペダルが斜面に当たることを想定して、斜面側にだけは倒れないようにしておくべきだった。
それにしても土手の上までもうあと少し。1メートルもなかったなあ。
次はきっと登ってやる!
では、このへんで
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