今週は23日の天皇誕生日を除き、月曜から金曜まで仕事がある。
22日の夜、明日の休日はどうしようかと考えた。
そして思いついたのが足慣らし登山。
ついでに腰慣らしにもなる。もう腰痛が始まってほぼ2ヶ月。治るのを待っていては身体がなまってしまう。
さて、思いつきなのでちゃんと計画を立てていないため、ほんとうにちょっとの足慣らし、登山とも言えぬ軽いハイキングとなった。
明日はどうしようかと思いながら映画を観る
22日、仕事から帰り、夕食を作って食べ終わったのが9時。明日の休みはどうしようかと思いながら、ウイスキーを飲む。
自転車に乗るか山登りに行くか、カブツーリングに行くか。
決めかねているまま、先日途中まで見ていた映画の続きをみ始めた(決断の先延ばし)。
その映画は、アマゾンプライムで見られるもので、タイトルは「空海ーKU-KAIー美しき大妃の謎」。
単に空海というタイトルだけで見てみようと思った。
タイトルロールを見ていくと、監督は中国人のようだが、主演は染谷翔太となっている。阿部寛、松坂慶子の名前も読み取ることができた。
そして原作は夢枕獏。
この映画はなんと2時間を超える。そのため前半部分を見たところで中断していた。
残りの部分は1時間ちょっと残っていた。
この映画のAmazonの評価は星3つ。見終わってこの評価に賛同。
主人公が空海でなきゃいけない必然性が感じられない。
ストーリー的に日本人が登場する意味がある?
それにもうひとつ、白人至上主義の匂いも鼻についてしまう。
とはいいながら、最後まで見てしまった。
それは、映画ならではのVFXを駆使した映像の美しさのためだと思う。
興味のある方はこちらから
1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海。あるきっかけで知り合った白楽天という詩人との交流を深めていく中、世界最大の都・長安は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。空海は、白楽天とともに一連の事件を探るうちに、約50年前に同じく唐に渡ったもう一人の日本人・阿倍仲麻呂の存在を知る。仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」――。楊貴妃の命を案じた阿倍仲麻呂は何を知っていたのか…? 海を渡った若き天才僧侶・空海と、中国が生んだ稀代の詩人・白楽天。二人はやがて、歴史に隠された哀しき運命と対峙することとなる…。
飯山観音から白山
このようにして無為な時間を過ごしてしまい、それからようやく登山をすることに決め、準備を始める。まだ行き先は未定。
ある程度登山準備を整え、それから風呂に入ったりしていたらもう午前0時を回ってしまった。
さて、どこに行こうかとそれから考える。もう、早起きすることは無理である。
そこで低山ハイクに切り替えて、悩んだ末に先日紹介した飯山観音の裏山の白山から七沢森林公園の巡礼峠までのコースに決めた。
そして朝。
8時半に目覚ましで起きたが、体の方が起きてこない。結局ベッドから出たのは9時半。
そうしてなんやかやで家を出たのは11時になっていた。
自転車で本厚木の駅近くの駐輪場まで行き、次に駅前でバス乗り場を調べ、バスの時刻表をみる。次のバスは12時10分。それからコンビニで昼食のおにぎりを買って、バス停で待つ。
ちょうど時間にバスが来た。ところが、運転手のアナウンスは「12時20分発、上飯山行きです」。
あれっ、おかしいな、と思いながらバスに乗る。そして後から気がついた。そうか、今日は祝日だった。時刻表を見間違えていたのだ。
飯山観音前にバスが着いたのは、もうすこしで1時になるところだった。これから巡礼峠までいくとなると少し急ぐ必要がある。
バス停から飯山観音(長谷寺)までは10分足らずの道のりである。この日は下の石段が工事中のため通れなかったので車道を行く。
次に上の石段を登っていくと、門が新しくなっていた。その門の両側には金剛像が立っていた。
門をくぐって少し上に登ると、門の屋根上にある鴟尾の説明書きがあった。
長谷寺の裏手から白山への登山道が始まる。右が男坂、左が女坂である。
男坂を行くと15分と書いてある。こちらに向かい鹿よけの柵の扉を開けて進む。さすがに急な登りである。
コースのほとんどににコンクリートの丸太で土砂を止めた階段がつけられている。
しかし土砂がだいぶ流されて、逆にそれがために歩きづらい。
少し急いだので、途中で息が切れ、何度か立ち止まって息を整えながら登っていくと頂上に着いた。
頂上は横に長く、テーブル・ベンチが置かれている。そこからでも見晴らしがいいが、さらに展望台まである。
風も穏やかで日差しも暖かい。
空いていたテーブル・ベンチに座ってコーヒーを沸かす用意をし、コンビニのおにぎりを食べる。
まだほんの少ししか歩いていないけれど、ちゃんと腹は減る。おにぎりが実に美味い。
お湯の方も、アルコールをこれまでより5ml程余計に入れたのでしっかり沸騰した。
あまりに気持ちがよかったので、非常用のパンもコーヒーを飲みながら食べてしまった。
その後展望台に登って写真を撮る。
大島は霞んで見えなかったけれど、筑波山はぼんやりと見ることができた。
こうして気がつけば1時間ほども白山頂上に滞在していた。
あわてて先へ進む。
ところがどんどん下っていく。おかしい。たしか起伏の少ない縦走路だったはずだ。
そう思いながらも地図を見るのが面倒で、また少し先へ進み、いよいよおかしいとスマホの地図を見ると、どうやら女坂を下ってしまったようだ。
しかし、これから引き返していくと下山は日暮れどきになってしまうだろう。
まあ、この道も初めて通る道なので良しとしよう。
こうして3時になる前に再び長谷寺に戻ってきた。
最後に
長谷寺から坂を下っていると、工事中の柵に矢印と「ろう梅の丘」と書かれたラミネートの看板がくくりつけられていた。
柵の脇の細い通路を恐る恐る通っていくと、奥に熊野宮と書かれた鳥居とその奥に小さな祠があった。その先へ進むと公園の中に通じていたが、この公園も工事中でネットが張られて中には入れない。
鳥居のところまで引き返して右に伸びている舗装された小径を進んでいくと、右にカーブしながらかなり下っていく。
すると、その右側にろう梅が数十本と植えてあった。もう時期的に少し遅く、花が黒くなっているものが多かった。
そのせいか、匂いもほんのりとやわらかな香りであった。
その道はさらに下って竹林の中を抜け、開けたところが金剛寺の境内であった。
そこにはちょうど見頃の梅が咲いていた。
この寺は、古刹なのだがすこし荒れていて、門の扉は端に寄せてあった。
境内が広く、お寺を維持していくのは大変なのだろうとそんなことを思った。
では、このへんで
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