Hakuto-日記

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テレビをやめて気づいたこと 【石原慎太郎氏の訃報に接して】

今月1日に石原慎太郎氏が亡くなった。

みなさんは石原氏についてどのような感情を持っているだろうか。

ぼくはこれまであまり良い感情をもっていなかった。

けれど、テレビをやめてネットで情報を得るようになって1年あまり、考え方が大きく変わってきた。

そして、この度の訃報に接し、氏の行ってきた活動を改めて知ると、この日本のことを本当に考えて行動していたのだということに気付かされた。

今回は、国民がいかにマスコミによって洗脳されてきたのかということを書いてみたいと思う。

 

どうして「感じの悪い人」になったのか

 


石原慎太郎氏が令和4年2月1日に亡くなられた。

これまで政治にほとんど関心がなく、よって石原氏の政治信条などということを考えたことがなかった。

そうしたぼくのような、何も考えていない多くの国民は、ただなんとなくテレビをつけっぱなしにしていると思う。

 

テレビのニュースに出てくる石原氏は、毒舌を吐きワンマンな態度が短く映し出される。そしてそれが繰り返し繰り返し流される。

そうした批判的な映像をたびたび眺めているうちに、いつのまにか「感じの悪い人」となっていった。

そういうことだろうと思う。

 

思えばテレビで流される映像はとても短く、細切れだ。

つまり、テレビ局によって編集されている。

視聴者にウケやすい場面を集めて切り取っているということだ。

視聴者がウケるためにはできるだけ衝撃的な発言や態度を示した場面を流すのが一番だ。そうすることにより視聴率が稼げる。

そうなると、その人の発言の主旨が正しく伝わるように、などとは報道されなくなる。

こうしたことが繰り返されてきたのがテレビだ。

 

おそらく、視聴率を稼ぐことに各社が競争しているうちに、どのテレビ局も扇動的ニュースを流すようになったのだろう。テレビ局が意図を持って視聴者を洗脳しようとしたとは思いたく無いが、それも可能であることを示している。

新聞をはじめとするマスコミは、終戦後、GHQの政策により大きく方向転換された。役員や編集に関わる人たちも大きく入れ替わったそうだ。

これにより、共産主義に傾倒する人たちが、マスコミで力を持つようになったということらしい。

 

また教育においても、ふたたび日本が戦争を起こすことのないように、厳密にいうとアメリカに銃を向けることのないように、日本人が自尊心を持てないような自虐教育政策が行われてきた。

その結果、日本人が愛国心を持てない、または持ってはいけないような風潮になってしまった(愛国心と戦争を結びつけることによって)。

その象徴として、憲法改正反対がある。憲法9条があるから平和が保たれている、という現憲法の礼賛だ。

ぼくもそのように教わってきたし、最近まではそのように思っていた。

 

ところが、この憲法はアメリカにとって都合のいいように書かれ、それを脅しによって押し付けられた憲法であることを知った。

また、中国の尖閣諸島に対する行動や、竹島問題に対して、そして北朝鮮の日本国民の拉致に対してなにもできない日本政府の対応をみていると、憲法のせいにして日本を、国民を守ろうとしないようにも思えてくる。

 

つまり、現憲法はアメリカに押し付けられた憲法である、がしかし、主権を回復した後も改正してこなかったのも我々である。

 

戦争はこちらが始めなくとも相手が攻撃してくることだってある。

そうしたとき、このままでは日本は日本でなくなる。

北方領土だって、ソ連軍が攻めてくることを察知し、現地の日本の軍人(我々の先祖、先人)が戦ってくれたから北海道は日本の領土のままでいられるのだ。

 

 

石原慎太郎氏の国会質疑

テレビを見なくなってから、そのようなことを考えるようになった。

そして以前からこうしたことを主張し、日本国のために政治の場で活躍していた人がいた。

それが、石原慎太郎氏である。

 

そのことを強く感じたのは、次の動画を見てである。この動画を見て石原氏に対する感情は逆転した。

 

www.youtube.com


その頃、ぼくはまったく政治に関心がなく、日本の領土が脅かされていることについても、そんなことなど考えられなかった。

しかしいま、中国の核ミサイルが日本の都市に照準が合わされている状況において、そして、チベットやウイグルの現状をみるにつけて強く危機感を感じている。

いま開かれている北京五輪だって、東京五輪に反対した人たちが、なぜ北京は反対しないのか、不思議に思う。ここに中国の影が見え隠れする。

 

 

最後に、日本が変わるためには

上記動画の他、石原氏が2017年に寄稿した産経新聞のコラムも紹介しておきたい。

【石原慎太郎 日本よ】白洲次郎が明かした「吉田茂の最大の間違い」とは? あてがいぶちにすぎぬ憲法を考え直す季節が到来している(1/4ページ) - 産経ニュース


日本が正しい方向に変わっていくためには、日本人が日本人としての誇りを持つことが大切だとぼくは考える。

 

右翼左翼に分かれて対立していては中国の思う壺だ。

 

しかしいま、こうした対立の構図が出来つつある。

だからこそ、日本人が誇りを持つことが必要だ。

 

日本は世界で一番長く続いている国である。

国家元首である天皇(異論もある)が、同じ血筋で2千年以上も続いているのは日本しかない。

これが伝統であり文化というものである。

 

こうしたことを知るには正しい歴史教育が必要だと思う。
そのためには、国民が変わり、政治家が変わり、政府が変わり、文科省が変わり、小学校の教育が変わることが必要だ。

小学校の教育が変わってもそれから10年から15年はかかるだろう。

 

それなのにこの最初の国民が変わることが一番難しい。

まずは石原氏の言っていることを素直に聞くことができるようにになることが、国民に求められている。

そうして日本を守れる政治家を選ぶしか方法がない。

尖閣諸島が奪われてからでは遅いのだ。

 

では、このへんで

 

 

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