スペシャのルーベを買った時についていたパワーサドル。
初めは座りやすいと感じたのだけれど、どうもしっくりこない。
極め付けは、長距離(自分にとって)を乗った時にお尻が痛くなってしまうことである。
サドルを水平から少し前を下げたり、少し高さを下げてみたり、なるべくペダルに体重が乗るようにといろいろ試してみたけれど、少しは軽減されたがやっぱり痛い。
そこで、意を決し(ちょっとオーバーだが)SELLE SMPのテストサドルプログラムでいくつかのサドルが試せるというお店、小田原市鴨宮にあるサイクルショップ三井まで走ってきた。
今回は、直接予約をしてきたというお話とサドル形状などについてまとめました。
サイクルショップ三井までの道のり
秋晴れの暖かい月曜日、昼過ぎからロードバイクを運び出し、小田原に向かって走る。
今回はまだ自転車で走ったことのない道を行った。
途中まで我が家の墓地に向かう道を行き、金目川を渡って大磯と二宮の中間の国府新宿の国道1号線にでる。
この道を車で走った時は坂道やカーブが楽しかったが、自転車だと長い登りがきつい。
1号線は緩やかな起伏が何箇所かある。大した起伏ではないが、これが疲れているとけっこうしんどい上りになる。
とりあえず今日は大丈夫だ。
ただ、いつになく暖かいので喉が渇く。こまめに水を補給しながら進む。
すると目の前の道路の左側に海が反射して光っていた。ここで一休み。写真を撮る。
国府津駅前の交差点で、Google Map でサイクルショップ三井の住所を入れる。まだ、Tigraのスマホホルダーが届いていないので、地図を頭に入れ、怪しいところでスマホをトップチューブバックから取り出して確認する。
すると思っていたより先を右に曲がるようになっていた。そしてJRの高架の下をくぐってすぐに左に折れる。そこには巡礼道と標識が出ていた。
そこからさらに直進して左側にそのお店はあることになっている。しばらく走ってもなかなか現れないのでもう一度スマホで確認。するとまだまだ先だ。地図を見るとすぐ近くのように思えたのだが、距離感が違っていたようだ。
そうして直進していると、目的の店があった。がしかし今度は通り過ぎてから気がついた。なかなか難しいものである。
ちょうどそこにママチャリの親父さんのお客さんが来た。お店の人が対応していていったん店の奥に行ったところで中を伺うと、もうひとり店員さんがいて、こちらに気がついて近づいてきた。
「SMPのサドルをこちらで試せると書いてあったもので」というと、
「2階なので、脇の階段から上に上がっていてください」とのこと。
そうして、今のサドルでどんな痛みなどがあるのかを聞かれ、長時間乗っていると痛みが辛くなることなどを伝えた。
すると、乗車姿勢により痛みが発生する原因などを説明してくれた。
ただ、これから出張なのであまり時間が取れないとのことだった。
こちらも予約してきていないので、「また来ます」といって予約をしていくことにした。
そうして「テストサドルプログラム」の料金や日数などの要領の説明を受ける。
なお、SELLE SMPのことしか考えていなかったが、実はフィジークなど他のサドルも試すことができるそうだ。
その後、サドルの形状についてレクチャーしてもらった。時間がないのにも関わらず、突然訪れた客に親切かつ丁寧に対応してくれた。
サドル形状などについて
お店の方にプログラムの説明やサドルの形状のパターン、特徴などを伺った。
もう一度それらを他の方のブログなどを参考にしておさらいしてみようと思う。
サドルの形状
1 座面の反り(フラットか反っているか)
フラットタイプ
- 前後移動しやすい
- 深い前傾姿勢が取りやすい
- 股間の圧迫が少ない(女性向きである)
欠点は、ペダリングが安定しにくいこと。
ウェーブタイプ
ウェーブ(反りがある)タイプの良い点は、
- お尻の位置が固定されるためホールド感がある
- 安定したペダリングができる
欠点は、前後に移動しにくいことや股間が圧迫されること。
2 座面の丸み(座面の横がフラットか丸くなっているか)
正面から見た時にフラット
フラットタイプの良い点は、
- お尻を面で支える
- ポジション移動がしやすい
- 股間の痛みが出にくい
正面から見た時にラウンド(丸い)
ラウンドタイプの良い点は、
- お尻が凸部に固定されるため、ペダリングが安定する
欠点は、一点に圧が集中するため痛みが出る場合がある。
3 サドルの幅
サドルの幅は坐骨の幅で決まる。
ただし、アップライトで乗る場合はWIDEのほうが荷重を安定して支えられる。
4 その他
(1)穴あき
穴あきの良い点は、股間の圧迫を最小限にできること。
しかし、逆に恥骨や坐骨など他の接触面への荷重が高まることにより、接触面に痛みが出ることがある。
(2)パッド
薄いパッドは、硬くて反発が少ないため、高ケイデンスのペダリングに向いている。
一方厚いパッドは、痛みが出にくいことや、反発を利用してトルクをかけたぺダリングに適している。
(3)全長(長いか短いか)
通常の長さより短いものをショートノーズという。
ショートノーズの特徴は、前傾姿勢が取りやすいため力強いペダリングが可能。
なお、今使っているパワーサドルがこれ。
お尻の痛みのパターン
1 坐骨の痛み
原因:仙骨が立っている(初心者に多い)
対策:乗車姿勢を見直す
2 尿道の痛み・しびれ
原因:前傾姿勢のため
対策:穴あきサドルを使う
3 恥骨枝の痛み
原因:穴あきの縁にあたる
対策:穴の大きさ、縁の角度、硬さを変えてみる。
向いているサドル形状:座面に反りがあり、ラウンドタイプのサドル
(注)恥骨枝とは、丸い坐骨の前方部分
4 股擦れ
原因:太ももが太い、またはサドルの先端が太い
対策:先端が細いサドルを選ぶ(サドルの幅が合っていることが前提)
向いているサドル形状:ラウンドタイプ
まとめ
今回は予備知識としてまとめました。
おそらく体型や骨格など人それぞれなので一概には言えないと思います。
ともかく試してみるのが一番。
いずれ試した結果について報告したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、このへんで
広告