緊急事態宣言が解除され、10月1日よりパソコン講座の会場が使えるようになった。
そして昨日の2日土曜日、解除後初のパソコン講座があった。しかし、受講生の募集を行っていなかったため、受講者は0人だった。
それにしても前回の開催から約2ヶ月。久しぶりに会う仲間の顔はみなイキイキとしているように見えた。
ぼく自身も、緊急事態宣言がいかに精神的に負担であったのかがよくわかった。解除され、ボランティア活動が行えることに、こんなにも心が軽く感じられるものかということを実感したからだ。
台風が去った昨日の天気と同じだ。
パソコン教室会場に向かいながら
自転車で会場に向かうとき、緊急事態宣言が明けたせいで大山や富士山がいつもより輝いて見えた。咲いている花々も普段より美しく見えた。
この日、ぼくはWordの講師をやる予定になっていた。
ひょっとして急に申し込みがあるかもしれないので、一応準備だけはしておいた。でもやっぱり受講者はいなかった。
メンバーがたくさんいるので、講師の順番はなかなか回ってこない。特にコロナのせいで開催できないことが多かったので、講師ができる貴重な回であっただけにとても残念だ。
1名の手ほどき参加者
受講者はいなかったけれど、個別の手ほどき希望者が1名あり、仲間のひとりが対応した。
そして最後にいつもどおり対応した内容の発表がある。
その発表では、
- メールアドレスとWEBサイトのURLとの違いがよくわかっていなかった。
- 例えばGmailを使う場合、相手も同じGmailでないと使えないと勘違いしていた。
- Gmailを立ち上げた時に、すでにログインされていることがわかっていなかった。
などがあげられた。
なるほど、初心者はそういったところをちゃんと説明してあげないとならないということだ。あらためて気づくことができてよかった。
スマホ出前講座
パソコン講座はこれから受講者の申し込みがあるかどうか心配である。ところが地域の公民館からは、スマホの出前講座の依頼がたくさん来ていた。
このコロナ禍で公民館もずっと行事ができなかったので、緊急事態宣言が開けた後にワッと企画が集中しているようなのである。
おかげさまで来年2月まで多くのオファーをいただいた。
スマホについては講師のできる人が限られているので、その人たちに集中することになるが、その他のメンバーもアシストで参加することになる。
スマホの場合、受講者各自が持参する。そのため機種がバラバラである点がちょっと厄介である。
講師が説明する画面と全く同じにならない人がほとんどなので、アシストもある程度の人数が必要になる。
そうしてアシストしていると、今度は講師の話を聞かずに「こういう時はどうするのか」とか「こういうことがしたいがどうやるのか」など個別の質問が飛び出してくる。
簡単な質問にはその場で答えるが、なるべく講師の話を聞くように持っていき、個別質問は後から聞くようにしている。
しかし、大抵あちこちで同じようなことが起きてしまうので、講師は大変である。
世の中はネットだデジタルだと騒いでいるが、取り残されないように必死で頑張っている人たちがいる。残念ながらもう諦めてしまった人たちも大勢いることだろう。
自民党総裁選結果との関連性
今回の自民党の総裁選挙は、実質日本国の総理大臣を選出する選挙であることはご存知のとおりである。しかし今回は、いままでになく候補者の主張や政策が国民にさらけ出されたものだった。
それは自民党により、候補者の記者会見や国民からの質問に答える様子をYouTubeやニコニコ動画でネット配信してくれたからだ。
さらに、同じ自民党のなかで目指す政策が大きく違うことや、男性2名、女性2名という異色の選挙になったことで、多くの既存メディアに取り上げられ、大変盛り上がった。
そしたことから、今回の総裁選により政治に興味を持つようになったという人が多かったそうだ。僕もそのうちの一人である。(ちなみに自民党員の申込もたくさんあったそうである)
候補者が記者や国民の質問に答えているうちに、だんだん本音が出てきたり、初めに言っていたことをかなりトーンダウンさせたりする姿も、既存のマスメディアにより報道された(このことはとても良いことである)。
さらにある候補者は、身内が経営する会社が中国と関係が深いということなども判明したが、あまり既存のマスメディアでは報道されなかったそうである(我が家にはテレビがなく、新聞も取っていないため)。
ネット配信の良いところ
自民党がネット配信してくれたことはとてもいいことだ。その時間でなくとも後から好きな時に何回でもみることができる。
だから、ネットでこれらを見ている人たちは、発言のブレや政策の甘さなどが全てわかるし、他のネット情報から身内企業と政策の関連性などもおかしいと感じることができる。
一方、テレビや新聞しか見ていない人たちは、こうしたことがわからない。良いまたは悪いイメージしか報道されていないからだ。あるいは無視するということもある(日本記者クラブの質問は候補者二人に質問が集中した)。
こうしたことが、議員票と党員・党友票が乖離したことの原因であるように思われる。
つまりは、パソコンやスマホの操作がよくわからない人たちがたくさんいて、おそらくそれが自民党の党員・党友と重なっているのではないだろうか。
ただ、企業で党員となって、社長がまとめて会費を払っている場合もあるそうなので、一概に言い切ることはできないが。
しかし今回、ネットでは圧倒的に高市候補の応援コメントが多かった。それが意外なほど少ない党員票という結果に驚かされたことは確かである。
マスコミの報道は、ほとんど政治家や内閣を貶める方向にしか働かない。世のニュースも悲観的なものばかりだ。
だから、マスコミの偏向報道に洗脳されないために、ますますネットの利用とネットの意見を判断する目が重要になってくると感じる。
それに、政治家を選ぶのは主権者である国民である。ダメな議員には投票しなければ良いのである。
そのためには既存メディアばかりでなく、ネットからも情報を集めて我々国民が賢くならなければならない。
そのために微力ながらぼくもパソコンボランティアとして貢献していきたいと思うのである。
最後に
自民党総裁選挙の投開票の模様をニコ動で見ていて、投票や開票がアナログなのがとてもよかった。
まるで学級委員長選出の投票のようだと思った。
ネットだデジタルだといって進んでいくことは仕方のないことだが、あの選挙のやり方は見ていてなんだか楽しかった。
それに、開票は衆目が集まる壇上で行われ、一心に分類している担当事務員の手捌きは見事であった。
これがデジタルで一気に結果がわかってしまっては、ドキドキしながら開票を待つという楽しみが奪われてしまう。
このあたりはこれからもアナログでやってもらいたいと思う次第である。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、このへんで
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