ここ1週間くらいパソコン沼にはまり、寝不足が続いていました。
色々と試しましたが、結局、無駄骨をおりました。
発端は古いノートパソコンをChrome book 化しようと したことです。
あまり役に立つ情報ではないのですが、奮闘した経緯をまとめてみました。
Chromeレディ のダウンロード
無料で配布されている Chromeレディというソフト(OS)を古いノートパソコンに入れることにより、疑似Chromebookに生まれ変わらせることができます。
Chromeレディが入手できるサイトはこちら↓
上記ホームページには、
「CloudReady:Home Editionは、古いPCまたはMacを高性能のChromeデバイスに変換するための無料の簡単な方法です。」と書かれています。
CloudReadyとは、GoogleのオープンソースOS(オペレーティングシステム)のChromium をベースに開発されたOSです。
我が家には古いノートパソコンが眠っています。
機種名はDynaBook SS RX1 というものです。
仕様はCPUがインテルCore2で、メモリは1G。OSはWindows XPが入っています。
このノートをChromebook化してみることにしました。
手順としては、
- 古いPCのBIOSを立ち上げてブートする順序をHDDからUSBに変更する。
- Windows7以降のPCで上記のサイトからCloudReady USBMakerをUSBにダウンロードする。
- 古いPCの電源を落としてUSBを差し込み電源を入れる。
以上、これだけです。
なお、ChromeReadyは、Googleのクラウドを利用するので事前にアカウントは取得しておく必要があります。
BIOSの立ち上げ方はPCにより様々ですが、Dynabook ssでは電源を入れてすぐにESCキーを押し、続いてF1キーを押すことによりBIOSの画面にすることができます。
Chromebook化したいノートに先ほどダウンロードしたUSBを差し込んで電源を入れると、ウインドウズの入っているHDD(ハードディスクドライブ)より先にUSBが起動してChromeReadyという文字が画面が現れます。
ウィザードにより設定を続けていくといてGoogleのアカウントが要求されます。
このままでもブラウザーのChromeからホームページを見ることができます。
けれど、USBからの読み込みに時間がかかります。
なお、この時点ではまだWindowsは生きています。
デスクトップの右下にあるキーボードタイプの表示のあるタスクトレイをクリックすると、ChromeReadyの「Install OS」ボタンがあり、そこをクリックするとハードディスク(HDD)やSSDにインストールが始まります。
画面イメージで説明している次のサイトが参考になります。
順調に行けばこうなります。
DynaBookでUSBを差し込んで電源を入れたところ、Googleアカウントを入力して自分のアカウントを認識してくれたところまでは順調でした。
ところが、なぜか突然再起動。そしてこの再起動のループにハマりました。
しばらくたってから、ふと、USBの差込口を変えてみようと思い、やってみると今度はしばらくしても再起動が起こりません。
やったね、とばかりにインストールを試みました。
ところが10分くらい経過したときにまた再起動が起こってしまいました。
このときにはもうWindows XPは消去されていました。
Windows10が立ち上がらない
現在使用しているパソコンはMacbookAirです。
このパソコンをパーテーションで2つに区切り、bootcamp という方法でwindows 10 を使っていました。
しばらくまえから調子がおかしかったのですが、しばしばWindows 10が立ち上がらないことが起こりました。
この現象はWindows Updateをやるたびに問題が起きていました。
このときもなかなか立ち上がらず、何度も繰り返していると、たまに修復画面が立ち上がることがあります。
そうして何十回目かにようやく立ち上がった修復画面から、Windowsの初期化を選択してどうにか立ち上げに成功し、そうしてChromeReadyのUSBMakerのデータを書き込んだのでした。
ところがChromeReadyのほうがうまくインストールできないため、もう一度WindowsからUSBへの書き込みをやってみようと思いました。
そこで、再びWindowsを立ち上げようとしましたが、やはり今度も立ち上がりません。
また何度も繰り返して修復画面が現れるのを待ち、初期化を試みました。
ところがこのとき、途中で電源が落ちてしまいました。ひょっとしたらそのように見えただけかもしれませんが、再び電源ボタンを押すと、初期化が途中でストップしていて、再起動が要求されました。
再起動してみると、再び再起動の要求。こんども再起動のループにハマりました。
Macのインストールディスクの作成
色々と調べると、「Mac BootCamp の Windows 10 が起動できなくなった。」というサイトが見つかりました。
これでwindowsが復活できるかもと、さっそくそこに書かれてある通り進めていきました。
MacからWindowsにアクセスできるソフトをインストールして、次にUSBをFAT32にフォーマットします。
ところが、 インストールメディアを作成して実行する内容になっていましたが、なんとそれはWindows PCでの作成方法だったのです。
Windowsが立ち上がらないものにとってはまったく役に立たないものでした。
そこで再び調べると、MacでWindows 10のインストールディスクを作成することができるようです。
作業を行うにあたり、なにかあると困るので、先にMacのインストールディスクを作ることにしました。
Mac OSのインストールディスクを作成する方法の解説サイト。
ここで気づいたのが、このMacBook Airを使い始めてすでに10年経っていたことです。
まだまだ問題なく使えるのですが、OSの更新は2018年で終わっており、使える最新のOSはHigh Sierra というものです。これ以後の新しいOSを使ってみることはできません。
もうすこしすると、このMacともお別れしなくてはならなくなるということです。
けれども、とりあえず今はこのMac のインストールディスクを作成します。
上で紹介したサイトの解説は、CatalinaというOSなのでコマンドを少し変える必要があります。
その方法はこちらのアップルのサイトから。
Mac OS High Sierraの場合、次のコマンドでインストールディスクの作成に成功しました。
ただし、試していないので実際にリカバリーできるのかどうかは不明です。
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/UNTITLED --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app
赤字のUNTITLEDはメディア(USB)をフォーマット(FAT Mac OS拡張(ジャーナリング))ときにつけた名前です。 *FATは間違いです。
コマンドはターミナルを開いて入力します。
Windows10のインストールディスクの作成
次に行ったのが、MacでWindows 10のインストールディスクの作成です。
それを解説してくれているのは次のサイトです。
結論から言うと、インストールディスクの作成には成功しましたが、インストールには失敗しました。
Windows 7以降のWindows PC からWindows 10をインストールするには、
のサイトから「ツールを今すぐダンロード」をクリックしてMediaCreationToolというファイルを実行するのですが、それ以外のMacなどこのメディア作成ツールをサポートしていない場合は、次のサイト
Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード
からISOファイルをダウンロードすることになります。
そしてダウンロードしたファイルをUSBなどに書き込むという手順になります。
これが単純にドラック&ドロップすることができないため、その方法を調べます。
先に紹介した「MacだけでWindows 10のインストーラーを作成する方法」でも紹介されているのですが、こちらはコマンドを打ち込む必要があるため、簡単な方法を探しました。
すると、パソコンのハードディスク(実際はSDD)からUSBに転送できる「UNetbootin」というソフトがあることがわかりました。
このソフトをダウンロードしてみると、なぜか「作業中」と表示されたまま終了してしまいました。
もう一度試しても同じ結果でした。
とりあえずこのUSBをMacに挿して電源を入れ、optionキーを押したままにして起動するディスクを選ぶ画面を表示させます。
ここで、USBを選択すると、インストール出来そうな画面が現れますが、その先に進めませんでした。
起動ディスクを選ぶ画面には、USBらしきディスクが2つ現れました。一つにはWindowsと書かれていて、もう片方にはEFI bootと書かれています。
どちらを選んでも起動しませんでした。
そこで、USBにあるファイルの容量と、Mac にあるファイルの容量とを比べると、USB の方が少ないことがわかりました。
再びネットでしらべると、フォーマットしたFATは、4ギガ以上のファイルは書き込めないということがわかりました。
Windows10インストールディスクのファイルには1つだけ4ギガ以上のファイルがあり、これを分割して書き込む必要があるということです。
結局、ここで初めに紹介したサイトに従い、Mac OS のインストールディスク作成のときのようにターミナルを開いてコマンドを打ち込むことになりました。
その結果、MacにあるファイルとUSBのファイルは同じ容量になったので、多分成功したものと思います。
そこで、先程の要領で、optionキーを長押ししてブートする画面からUSB(EFI Boot)を選ぶと、今度は順調にインストールのウィザートが進行していきます。
そしてインストール場所を選び、フォーマットをしようとしたところで次のようなメッセージが現れました。
選ばれたパーティションをフォーマットできませんでした。[エラー0x8004242d]。
そして詳しい方法の表示をクリックしてみると、
このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクには、MBRパーティションテーブルがあります。EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。
はてさて、MBR? EFI? GPT?
調べてみると、
MBRとは、「Master Boot Record」の略で、ハードディスクの最初に読み込まれる場所で、OSを起動するのに必要なことが書き込まれてているそうです。つまりはBIOSに記録された領域。
そして、BIOSのつぎの規格としてU-EFIが誕生したとのことで、EFIはその元となったものだそうです。
このU-EFIに書き込まれているMBRに変わるものがGPTとのことで、より多くのデータが記録できるということです。
さて、パーテーションのMBRをGPTに変更するとデータは消えてしまうようです。
これまで使っていたWindows10は7のアップグレードで、7のディスクは無くなってしまったので、プロダクトキーがわかりません。
以上、ここでお手上げということになりました。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
使用中のMacBook Airには、Boot Camp アシスタントというのがあり、それにしたがえば起動ディスクが作成できるようになっています。
けれど、それもWindows7までの機能で、10で挑戦してみたところだめでした。
使用する上において、WindowsがなくてもMacでほとんど問題がなくなりました。
けれども、未だにWindowsでなければ動作保証しないというシステムがあったりします。
たったそれだけのためにWindowsを買うのはもったいないと感じます。
だったら、この際古いMacをやめてWindowsマシンに乗り換えたら?
そんな言葉も聞こえてきそうですが、私はWindowsに比べてMacのほうが断然使いやすいと感じています。
ワードもエクセルもMacで不自由なく使えます。
ともかく、今回色々と挑戦してみたことで、新しい学びがありました。
疲れきりましたが、スッパリ諦めたことで気持ちもスッキリしました。
なお、挑戦してみたい方は、自己責任で頑張ってみてください。
では、このへんで
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