Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

老後の生活資金をどうするか 【長生きのリスクにそなえる】

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誰にでも訪れる老後。

歳をとってから死ぬまでどうやって暮らすのか。

老後の問題は主に「健康」と「お金」。

もちろんそれだけではダメで「生きがい」も必要です。

けれどやっぱりお金がないと生きていけません。

今回は老後の生活資金についての話です。 

 

株式運用と株主優待

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先日、アサヒグループホールディングスからプレミアムビールが届きました。

そう、株主優待品です。

息子と分け合って美味しくいただきました。

 

アンケートがあったのですが、少々辛口に株主目線で回答しておきました。

 

アサヒからの株主優待は初めて。しっかりとしたダンボールの箱をちょっぴり興奮して開きました。

 

まあ、本格的に運用しようというのではなく、もらったら嬉しいもの。その企業を選んでのプチ投資です。

 

これまで長く持っている株は2銘柄で、ひとつは本屋のもの。毎年千円分の優待券が送られてきて、それで本を買っていました。


もうひとつは生命保険会社のもので、相互会社が株式会社に変わった時に配られたものです。こちらには株主優待の制度がありません。

 

しかし、そんな悠長なことをしていていいのだろうかという疑問が湧きました。


サラリーマン時代に副業もせず(できず)、定年を迎えたら収入はゼロ。

 

もちろんこうなることはわかっていましたよ。
だから少しは働こうと考えていました。

 

けれど、定年退職から2年も自由にしていたら、もうあまり働きたくない。
だから相変わらず収入ゼロ。

 

けれど、貯金が底をついたらどうやって暮らしていけばいいのだろう。
そこで、真剣にお金の勉強をしてみる。

 

といってもユーチューブです。

 

ところがユーチューブでは無料でとても貴重な話が聞けます。

 

たとえば、中田敦彦のユーチューブ大学のお金講座。両学長のリベラルアーツ大学、イケハヤ大学など。


そこで聞いた話をとりあえず実践してみたところです。

 

具体的には、現在は退職金を取り崩して生活しているわけですが、当面使わないお金をリスクの低い運用と比較的リスクの低い運用とを行なっています。


リスクが低いとは国債のこと。比較的リスクが低いと言うのはインデックス投資信託のこと。

 

なお、今回の株主優待の株については、楽しみのための投資で、リスクは高めです。

 

8年前に高い授業料を払って株の学校に行ったので、少額を楽しみのための投資に回しています。


学校に行っている時はもちろん株を売ったり買ったりしていました。

 

資金力がないため少額でしたが、日々の株価変動が気になり仕事が手につかなくなったので、1年足らずで先の2銘柄を除いて売ってしまいました。

 

まあ、それでも8万円くらいの収益だったので損は出していません。
ただ、授業料はこの3倍くらいかかったので、元は取れませんでした。


なにもしないインデックス投資信託は昨年から始めたのですが、よっぽどこちらの方が評価益の割合が高いです。

 

お金系ユーチューバーが言っている通りの結果となっています。

 

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いつ売るか

資産運用はとりあえず始めたばかりなので当面はいいとしても、もうすぐ当座の預金がなくなります。

 

株や投資信託はいつでも現金化できるのですが、もし、その時に暴落していたら大事な老後資金が目減りしてしまいます。

 

そう考えると、老後に必要な資金はもっと安全な運用方法を考えた方がいいのかもしれないと思うようになりました。

 

少なくとも投資を始めた時の元手を下回るようなことがあってはいけません。

 

まだ始めたばかりなのですが「いつ売るか」ということが本当に難しいと感じています。

 

老後の生活と年金

ユーチューブのリベラルアーツ大学の両学長の話は、とても詳しくてわかりやすく、そのうえ人生についての哲学がしっかりとしているなあと感じます。


ご存知だとは思いますが、この方は高校生の時に起業して、いきなり何億も稼いだけれどもたくさん失敗をしたそうです。社員がまとめて辞めてしまったこともあったとかでたいへん苦労をされたようです。


両学長の動画でとても印象に残っているのが「原因自分論」です。
これは、全て自分が悪いと言う意味ではなくて、さまざま起こる問題は自分に原因があって起きていると考えるということだそうです。


たとえば、とんでもない社員がいたとしたら、その社員を雇ったのは自分である。取引先から無茶な要求を突きつけられた時も、その会社と取引しようと決めたのは自分である、というようなことです。


そして、そう思うようになってからは、周りからとんでもない人がいなくなったというのです。

 

なかなかいい話だなあと思いました。

 

その両学長は企業の社長だそうですが、投資のリターンだけで暮らしていけるほどの資産をもっているということです。

 

そんな方が説明しているお金の話はさぞ「リスクをとらなきゃリターンは望めない!」とかいいそうだけれど、それが全くその逆。実に堅実なお金のお話なのです。


もしサラリーマンなら、「倹約して貯金をしてその上で何か稼ぐ手段を見つけなさい。そのお金を運用に回して働かなくても生活できるようにしておきましょう」ということがメインのテーマになっています。

 

これは若い人にはとっては参考になる話ですが 、定年退職を迎えてしまったものはどうしたらよいのでしょうか。

 

そうしたら、数は少ないですが、もうすぐ定年を迎える50歳後半のひとに向けた資産運用と老後対策について話をしていました。

 

とにかく老後資金の話になるとさらに堅実で驚くくらいです。

 

老後資金は減らさないことが大切で、まずは年金と貯金の範囲内で生活できるようにすることが大切だというのです。

 

老後資金に関しては、定年に近くなるほど現金や債権の比率を上げていくこと。もう株式投資を行うフェーズではないとはっきり述べています。

 

一般的によいと言われている長期投資というのは、しばらく取り崩す必要ががない資金についていえることで、取り崩す時期が決まっているものには向かないということです。

 

また、年金についても詳しく解説してくれています。

 

年金も増やすことができる、というとちょっと驚くかもしれません。実際は毎月の手取り額を増やす方法といったほうがいいかもしれません。

 

年金には繰り下げ制度というものがあります。

 

1月遅らせると0.7%加算されます。最長5年、60月遅らせると42%も加算がつきます。

 

もし、老齢基礎年金も老齢厚生年金も5年繰り下げた場合、合わせた年金額が200万円だとすると

 

200万円 ➕ (200万円 ✖️  42%) = 284万円

 

これは、年利8.4%に相当します。

 

支払いのなかった5年間分を取り戻すには約12年、82歳くらいまで生きれば取り戻すことができ、以後はずっと増額した年金が受け取れます。

 

自分もシミュレーションしてみました。

 

私の場合は63歳から特別支給の老齢厚生年金が支給されます。これは繰り下げできないので65歳まで2年間受給します。

 

老齢厚生年金を70歳まで繰り下げると、妻の老齢基礎年金と合わせればなんとか年金だけで生活ができそうです。

 

問題は70歳までを、2年間分の特別支給の老齢厚生年金と貯金でまかなえるかということですが、これがちょっと厳しい。

 

だから、65歳からは老齢基礎年金を受給し、妻の老齢基礎年金も65歳から受給することにすればどうにかしのげそうです。

 

もちろん、贅沢することはできませんが、稼ぐことができなくてもなんとかなりそうだということがわかって少し安心しました。

 

ただ今後、病気になって医療費がかかることなどを考えると、やはり稼ぐ手段は見つけておく必要があると思います。

 

両学長もいつも言っています。

 

「ともかく行動しよう。今日が人生で一番若い日です。

 

www.youtube.com

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。


中高年を対象とした調査で 、老後に幸せを感じるのは何かという質問をしたところ、1位が「健康」、2位が「生活資金 (お金)」であったそうです。

 

実際のところ、生き甲斐がないと寂しい人生を送ることになるのではないかと考えてしまいますが、「健康」も「お金」ももちろんあるにこしたことはありません。

 

長生きはしたい。そして、できれば生活保護のお世話にならないで暮らしていきたい。


そこで、やっぱり頼りになるのが年金であることにあらためて気が付きました。


だって、年金は生きている限りもらえるのですから、長生きに対する備えとしてこれほど適したものはありません。

 

これまで○歳まで生きるとした場合、何歳から年金を受給したら得になるのかという観点からしか考えていませんでしたが、そんなことは関係ないことに気づきました。


月にいくらあれば不自由なく暮らしていけるのか、そのお金が生きている間にあればいいわけで、死んでしまったら必要ありません。


だから、たとえ70歳から年金を受給して1年後に死んでしまっても、生きている間に必要な金額があればそれでいいわけです。


逆に健康で長生きした場合、少ない受給額で旅行にも行けないのでは人生楽しくありません。


そんなふうに思うようになった年金シミュレーションでした。


考え方は人それぞれなので、自分のことは自分で責任をもって決めてください。
ただ、このような考え方もあるということが参考になれば幸いです。

 

では、このへんで

 

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