ブックカバーチャレンジ6日目
書名 : 海底二万里
著者 : ジュール・ヴェルヌ
小6になるとき、田舎町から都会の小学校へ転校。そこで出会った同級生の都会っ子らしい積極性に圧倒されつつそれに巻き込まれていったこと、そしてすばらしい担任の先生に出会えて充実した1年を過ごしたことが思い出されます。
担任だったその先生、すごいんですよ。
「本に書いてあるからって、そのまま信用してはだめだよ」
っていうんです。確かにそうですよね、印刷されているからってもともと書いたのは人なので、ひょっとしたら間違っているかも知れない。
そんなことを教えてくれたんです。
そんなある日、何かの事情で他の先生が授業をしていて、その先生に誰かが教科書の内容について質問したときのこと、その先生は
「教科書に書かれていることが間違ってるっていうの? 教科書が間違っているわけないでしょ」
といったのです。それを聞いたとき担任の先生のことばが頭に浮かびました。そして改めて担任の先生はすばらしいと思いました。
図書室に置いてあったこのシリーズを全巻読破したことを担任の先生に褒められ、さらに読書にはまるきっかけとなった思い出の本です。