昨日は日曜日だったためか、夕日の浦海岸はサーファーだらけでした。
朝、駐車場で寝ていた1人のサーファーが話しかけてきて、何処からきてこれからどう回るのかを聞いてきました。
「俺も自転車に乗ってるけど、風が大変だね。今日は南風と南西の風だから。波はダメそうだね」
「こっちの波はどうですか」
「オレは神戸から来てるんだけど、この辺りは今頃から冬にかけてがいい波がたつよ」
「寒くなってからなんですね、湘南は夏場に大勢波乗りしてますよ」
「あっちは出張で何度か行ったことがあるけど、あまり大きい波は見なかったね」
そうして車の方へ行ったかと思ったら
「こんなもんでよかったら持ってって」
と、ペットボトルのスポーツドリンクをくださいました。優しいサーファーさんでした。
走り始めて少しすると、サーファーさんが言っていたとおり向かい風になりました。強風のため道路に枯れ枝や木の葉が散らばっています。
新温泉町までは少し長い距離でアップダウンもあるので出来るだけ休憩時間を短くするようにしました。
山道は上りがきつく大変なのですが、海の景色の素晴らしさにまた元気が出てきます。
午後2時半過ぎにとうとう雨が降り出しました。下り坂で雨具を着ているとどんどん激しくなってきます。坂道を下りきると道の駅あまるべがありました。ここは餘部鉄橋の橋桁のあった場所に立っています。餘部鉄橋は現在、一部が保存されエレベーターで鉄橋の上を見学することができます。
雨に濡れて、昼間でも暗い誰もいない道を走っていると心細い気持ちになってきます。
しかし、北海道の雨風の厳しさと比べたら大したことはないと自分に言い聞かせ、最後の一山を超えて宿に到着しました。
では、このへんで。