彼は3歳上でとても温厚な方でした。今でも欠かさず年賀状のやりとりをしています。
突然でびっくりしていたようですが、この日曜は第二の職場がたまたま休みだということで、金沢を案内してくれることになりました。
宿泊先のKKRホテル金沢に車で迎えにきてくれて30年ぶりに再会。相変わらず柔和な顔をして現れました。
その公園近くのホテルからまず向かったところは、千里浜海岸でした。ここは千里浜なぎさドライブウェイとして有名なところで、車で砂浜が走れるところです。
途中、車を止めてなぎさを歩いてみました。ギュッと砂を踏みつけるとそこに水が染み出してきます。面白くて夢中になっていると大きな波が来て靴(実は靴下ばきのサンダル)がずぶ濡れになってしまいました。ドライブウェイの終点にあるドライブインの水場でサンダルと靴下を洗い、そのまま履き直しました。天気が良かったせいか昼には乾いてしまいました。
その次に行ったのは卯辰山です。ここに見晴台があって、金沢の裏側(山に近い方)が見渡せました。浅野川と犀川に挟まれた土地が一段高くなっています(こういうのを河岸段丘っていうのかな)。そこに町が発展した様子がよくわかります。お城の石垣はその先の山から切り出されたのだそうです。
この山にあるレストランで昼食。懐石料理をご馳走していただきました。
昼食後は、私が俳句をやっているということで、白山市にある「千代女の里俳句館」に連れて行ってくれました。私も加賀千代女のことはよく知らなかったのでとっても勉強になりました。
代表的な千代女の句は、ご存知の方も多いと思います。
「朝顔につるべ取られてもらい水」
夕方まで案内してくれた友に感謝です。
友と別れたあと、金城温泉というところに行きました。自転車で35分くらいのところです。ここでは温泉手形を使ったので無料でした。
では、このへんで。
【データ】
11月10日(日)、晴れ 金沢市2日目（停滞）
