函館から北斗市に入ると、なにやら長い桟橋のようなものが伸びていました。向こうには大きな船が停泊しています。
いったいなんだろうと思いながら近づいていくと、橋の先に繋がっているのはセメント工場でした。
この辺りからは函館山がよく見えて、とても景色の良いところです。津軽海峡なのですが、入江になっているためか海も穏やかです。
さらに進んでいくと、先日の虫が現れました。実は函館でも結構飛んでいて、女学生が上着を脱いでパタパタとはたいていました。
調べてみると、これは風がなく好天のときに発生するようです。虫の名前は雪虫の仲間でケヤキアブラムシというもののようです。
晴れていても服にはくっついて、はたかないと飛んで行ってくれません。目にも入ってきて厄介です。
この日の目的地は松前。100キロほどあります。だから頑張って進みます。
この木古内辺りの海は海岸が浅い磯のようになっていて、大きな船は近づけない地形でした。
道は平坦で適当にカーブがあり、ながめもすばらしい良いところでした。
知内(しりうち)町というところに入り、牡蠣小屋という店で昼食をとりました。
久々のカキフライ定食。大きなフライが4個出てきました。
一口かじると、牡蠣が口の中にすぽっと・・・
しまった、と思ってかけらを見たら、そこにも牡蠣が。なんと牡蠣2つを一つにして揚げているのでした。凄い。
おまけに月曜日は200円引きでチョーラッキーでした。
少し内陸のなだらかな山を進んで海に出ると横綱の町福島町。そこから松前町まであと少し。
この辺りからは大きな岩が目立つようになりました。
松前町に近づくと向こうに島が見えました。あったんですね、今まで知らなかった島が。そんな発見も旅の面白さ。
では、このへんで。
【データ】
10月21日(月)、晴れ 函館市から松前町 103.13キロ
(ここで一句)
秋晴れや海を隔てて山青く