今回の北海道の旅で一番頭を悩ませたのは、斜里から納沙布岬まで行くルートです。
それはどの峠道を行くかということになるからです。
まず一番一般的なウトロと羅臼を結ぶラインの知床峠。これは標高738m。
斜里町から標津町に抜ける根北峠487m。
小清水町から弟子屈町を通る野上峠320m。
当然一番低い野上峠コースを計画しました。ところが宿泊日前日の6日昼頃、弟子屈の宿に電話すると、すでに廃業しました、とのこと。
残念。
その夜、別海町にライダー向けの宿が見つかったので電話すると誰も出ませんでした。翌朝もう一度かけてみると今度は出ました。ところが、
「今日は休業日なんですよね」
残念。
その近くのキャンプ場に電話してみると
「今日の送り出しで最後なんです」
とのこと。でも30分位の所にある尾岱沼ならまだやってますと教えてくれました。
北海道はシーズンが終わるのが早いんですよ。
というわけで、斜里町クリオネキャンプ場から根北峠を越えて尾岱まで走りました。
斜里のコンビニに立ち寄った時、スイカを食べているおじさんがいました。見ると土浦ナンバーの車に乗っています。
「スイカを買ったはいいけど食べる場所がなくてね」
と言い訳めいたことを言い
「定年記念ですか、昭和28年か9年生まれですか、私も定年後好きな北海道を時々旅してます。自転車とはいかないですけど」
とのことでした。
65歳定年だそうです。
今日はここまで。
【データ】
(ここで一句)
晩秋の旅寝を探す忙しさ