Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

ズボンを洗濯したらお尻が黒い 【サドル交換】

先日、弘法山にハイキングに行ったときのこと。

自宅から駅まで自転車で往復した。

自転車で帰る途中にひどい雨に降られる。

だが、それだけではなかった。

 

ズボンのお尻に黒い汚れが

ハイキングの帰り道。

激しい雨に降られながら自転車を漕いで家に向かった。

家にたどり着くと全身ずぶ濡れ。

唯一、お尻だけが濡れていなかった。

あんなに降られたのに面白いものだなとそのとき思った。

 

急いで着替えて濡れたものを洗濯機に投げ入れる。

濡れたままにしておくと雑菌が繁殖して臭いがしてしまうかもしれない。もう夕方になってはいたが、ともかく洗って室内に干した。

窓を少し開け、扇風機で風を送ると夜遅くには乾いてしまった。

 

翌朝、物干しから洗濯物をはずす。

このとき、ズボンのお尻が黒くなっていることに気がついた。

土の汚れではない。真っ黒なのである。

そしてそれは股の両側に細長い範囲でついていた。

ああ、もうこれはあれ以外に考えられない。

 

 

サドルを交換する

長い間ご苦労さま

乗っていたのはルイガノMTB。

前傾姿勢ではないのでお尻が濡れなかったのだろう。

その分体重がサドルにかかる比重が大きくなる。

だから、雨で濡れて色移りしたのではなく、ほぼ摩擦によって付けられたものであると推測できる。

 

このサドル、一度交換している。

ところがあれから15年くらいは経つだろう。

合成皮革は経年劣化してひび割れ、ボロボロと剥がれてきていた。

「交換どきだな」

そう思うと躊躇うことなくAmazonで(なるたけ安い)サドルを探した。

値段プラス<内蔵ゲル 低反発クッション>という言葉につられてノーブランドのサドルをポチった。値段は1,399円だった。

 

その翌日に商品は届いた。

これまでのものと比較してみると、ほぼ同じ大きさだ。

よしよし、今後もう買い換えることはないだろう。

満足して交換を終える。

さあ、あとは乗ってみるだけだ。

だが、句会から帰ってからの作業だったので、この日は交換だけにした。

 

ほぼ同じ大きさ

長さもほぼ同じ

交換終了

 

最後に

こうしてあとは乗ってみるだけとなり、翌日に近くのコンビニまで乗ってみた。

 

うーん。ゲル入りで低反発のはずなのに。

どうもこれまでのベロのサドルの方が柔らかく感じる。

ひょっとして安物買いの銭失い?

 

勢いに任せて買ったものの、もう少し冷静になって探せばよかったかも。

まあ、もう少し使ってみたら慣れてくるかも。

 

そんな淡い期待を持ちながら、後悔なんてしないという強気と弱気とがせめぎ合っている。

 

では、このへんで

 

 

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ロードバイクに乗った翌日は 【最低限必要な筋力】

土曜日にロードバイクに乗ったことを前回書いた。

そしてその翌日。

訛った体が教えてくれたのは、ロードバイクに乗るために必要な筋肉。

それほど筋力が衰えていたとは・・・

 

ロードバイクに乗った翌日

日曜日、朝目覚めると太陽が眩しいは良い天気だった。

梅雨の晴れ間だ。

前日は、久しぶりに乗ったロードバイクにより気分が高揚していた。

十分に満たされた気分だった。

「やっぱり体を動かすのは気持ちいが良いな」

はじめは体がだるくても、動かしているうちに気分が良くなってくる。

それに自重して走行距離は34キロ。たっぷり休憩をとりトータルで2時間半をかけている。

それなのに・・・

 

そう、もうお気づきだと思うが筋肉痛があらわれたのである。

それはどこだと思いますか?

じつはそれは1ヶ所ではなく2ヶ所にあらわれた。

それほどきつい筋肉痛ではないが、痛みの程度からいくとまずは首の後ろ。

そう、長い時間、前傾姿勢をとり首を持ち上げていたためである。

2番目は肩の筋肉である。

これは力んでいたためだろうか。

 

いつもロードバイクに乗っている方は、「えー、そんなところに」と思われるに違いない。

「首なんてただ頭をもちあげているだけでしょ」という声も聞こえてきそうだ。

だが、そんな簡単なことで筋肉痛を起こすくらいロードバイクに乗っていなかったのである。

ああ、自分でも情けない。

しかしよく考えてみて欲しい。

頭の重さは体の10%程だと言われている。

ぼくの場合は約5キロ。

5キロの荷物を長時間手に持っていたらきっと腕も筋肉痛を起こすだろう。

ぼくの体は痩せ型で首周りも細い。

だから首の筋肉の繊維も細いと思われる。

 

肩の筋肉痛について思い出すのは、自転車で日本一周をした時のことだ。

出発した初日。

国道246を使って東京の深川まで走った。

あのときは自転車に取り付けた荷物の重さにぐらついて、バランスを取るのに必死だった。

東京に着いた時にはもう肩がこちこちに凝っていた。

それまで自転車に長時間乗るのはほんとうにたまにで、距離も60キロ弱というところだった。

それがその後は毎日約60キロを漕いで進んでいったのである。

とくに最初の1週間が大変だった。

肩の凝りは日々積み重なっていくし、尻が痛くてたまらない。

さらには足がむくみ出してきた。

 

こうした状態は1ヶ月ほど続いた。

そして尻の痛みを除き慣れてきたところで転倒し骨折。

しばらく家に戻って静養した。ところが続きを再開した後ではこうした苦痛は不思議と感じられなくなった。

完全に体が慣れたのだと思う。

もちろん坂道が苦しいとかいうことはあったが、筋肉痛で苦しむことはなくなった。

 

文字にすると長くなるが、こうしたことを肩の痛みで思い出したのである。

 

 

ワラーチで散歩

体の疲れや痛みと相談しながら、今日はゆっくり体を休めるか、あるいはすこしでも体を動かして体を慣れさせるか。

こうした葛藤を感じながら、折り合いをつけたのは午後3時からの散歩だった。

骨折している間はほぼ毎日夕方に散歩をした。

それを思い出したのである。

そのときはワラーチを履き、腕のリハビリを兼ねていた。固定されていない手を開閉させておくと腕の回復が早くなるからだ。

そこでこの日もワラーチを履いて散歩に出かけた。

 

ただ、リハビリをしていたときに住んでいたところから引っ越してしまったので、散歩のルートは異なる。

前の時は広い歩道を歩いたり、田んぼがあったり丘を越えたり住宅街を抜けたりと変化があった。

残念ながらいまの家の周辺はちょっと変化に乏しい気がする。

それに坂道もない。

そこで目標にしたのが、前に自転車で行ったことのある柏木牧場である。

牧場の売店で売っているコロッケとコーヒーを目の前のニンジンとしてぶら下げたのである。

さっき変化に乏しいと書いたが、実は最近アウトレットなるものができて、田んぼがなくなっている。また、まわりにはバカでかい倉庫がいくつも立ち並ぶようになっている。

 

こうしたところを抜けていった。

 

歩いているうちに疲れと共に腹が減ってきて、コンビニの看板が見えた時には心が動いた。

だがもう少し。思い直して歩みを進める。

ようやく柏木牧場という看板が目に入る。

近づいていくと皆車に乗ってやってくる。駐車場はいっぱいだ。

 

入口を入ると直ぐに売店があり、数人が並んでいた。

まわりでは誰もがソフトクリームを食べている。

だがぼくは、なるべく乳製品は控えているのでコロッケを注文した。

すると「これから揚げるので5分くらいかかりますが、いいですか」と訊かれた。

コーヒーもあるかと聞いたところ、「コーヒーは4時でおしまいです」と言われてしまった。

スマホの時計を見ると4時7分だった。

2番という札をもらい、日除けの丸い傘のついたテーブルに添えられた椅子に座って待つ。まだ暑かったが、もう日差しは傾いて傘の影に入るにはだいぶ離れて座る必要があり、ちょっとそこまでする気にはなれなかった。

 

コロッケは揚げたてでホクホク。うまかった。

これが120円なら安い。

もし、皆さんがここへいくなら、そしてメンチカツやメンチカツサンドなどが目的ならもっと早い時間に行くべきです。なぜならこれらは4時では全て売り切れとなっていたからです。

 

コロッケだけを食べたので、コンビニでコーヒーを買おうと思って歩き出す。

すると近くにマクドナルドの看板が目に入った。

あそこでコーヒーが飲めるじゃん、ということで店内に入る。

そこでたっぷりと休憩をとる。

 

そこからきた道とは違うルートで戻る。

途中、被っていた帽子を脱いで、夏の夕方のちょっと涼しくなった田んぼの中の道をのんびりと歩いて帰った。



 

最後に

散歩している間、イヤーホンでオーディブルを聞いていた。

何を聞いていたかというと、それは『日本国記』。

そう、百田尚樹氏の書いた本である。

百田氏は、自民党がLGBT法を強硬に成立させたことに怒り、百田新党を立ち上げるといっている。

国会議員はどうしてこんな日本を壊す法案に賛成したのだろう。

そもそもどうしてこんな法案を作らなければならなかったのだろう。

それにはお金という利権が絡んでいそうだし、アメリカ民主党の影も見え隠れする。

 

明治維新を行った幕末の志士たちは、白人たちの魔の手から必死で日本を守り通した。

現在の日本政府は江戸末期の徳川幕府のようだ。

日本人よ、目覚めよ。

アメリカがGHQが作り上げた日本人洗脳計画(WGIP)は、残念ながら深く日本人に浸透してしまっている。

残念ながらマスコミは早期にWGIPに取り込まれ、現在も洗脳を続けている。

そのことを知らぬ日本人のいかに多いことか。

そういうこのぼくも2年前まではその一人だった。

 

百田氏の『日本国紀』は、日本人に目覚めて欲しいという願いが込められているであろうことを強く感じた。

 

では、このへんで

 

 

 

 

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ロードバイクでちょっとそこまで 【大磯の海は静かだった】

大磯港

久しぶりだ。

ロードバイクに乗った。

時間は短かったけれど、体力が落ちた身にはちょうど良い。

久しぶりに海を見た。

梅雨曇りの海は静かだった。

 

体調は今ひとつだが

4月下旬に風邪をひいてから咳が出る。

だいぶ良くなったけれど、まだときどき出る。

嫌な咳だ。

体力が落ち、体重もなかなか戻らない。

だが、もうすぐ7月。

昨年に引き続き日本100名山制覇に挑戦したい。

だからはやく体力を回復させて筋力も昨年のような状態に戻したい。

 

6月は職場の研修が4日ほどあって土日以外ほぼ休日がない。

勤務時間はだいたい4時間程度で短いが、終わるとぐったりと疲れてしまう。

先週の土曜日はスマホの講師を務めた。

2時間ほどの講座だが、終わると本当に疲れてしまった。

その翌日は句会があったけれど、休んでしまった。

 

そして1週間。

やっと休みだ。

早く体力をつけたいという思いとゆっくりと体を休めたいという思いがせめぎ合っている。

結局その中間で折り合いをつける。

 

まず、体力をつけるためにどうすれば良いかを頭の中で考える。

すると元気な状態でできることを計画してしまう。

まずはやはり登山で、丹沢でのハードなトレーニング山行が思い浮かぶ。

そして次に体の状態を考えて譲歩する。

その譲歩の結果、楽なコースの登山にしようと考える。

だが、準備をする気力が湧かない。

そこで浮かんだのはロードバイクに乗ること。

 

 

ロードバイクで大磯まで

この前乗ったのは2月下旬。

あのときはメーターが作動しなくてイライラした。

電池を新しいものに交換しても反応しなかったのだ。

それが今回はすんなり反応した。

これは幸先がいい。

いつもこうであって欲しいものだ。

 

ロードバイクに乗ると決めたのは朝起きてから。

はじめ、朝食を食べて直ぐに出れば小田原の先までいけるかな、などと考えた。

しかしそれは無茶だ。今の体力では2、3時間も走れればいいところだ。

そう思い直し、午後から乗ることにした。

 

準備を始めてスポーツグラスを取り出したところ、内側のメガネのレンズがポロッと落ちた。

よく見るとプラスチックのフレームが割れている。

これで2度目だ。

ちょっと弱すぎないか。

セロテープで応急処置。

 

靴はどうしようかと考えたが、ビンディングが外せなくて転倒した場面がフラッシュバックする。普通の靴にしよう。

タイヤに空気を入れていざ出発。午後3時を少し回っていた。

 

大山はもやの中

本厚木から平塚に抜ける旧道から129号線に入り、西に向かう。

渋田川を越え、鈴川を越え、つぎに小田原厚木道路の上を跨ぐ橋を越える。

この橋の上から大山がよく見えて気持ちの良いところなのだが、今日は雲に覆われてわずかしか見えなかった。

ただ、この橋をちゃんと登れたのは収穫。そこまで筋力が落ちているわけではないということだ。

 

その先で左に折れて南下、金目川を渡る。

ここから向かうのは大磯の国府新宿という国道1号線の交差点。

途中、小高い丘を越えていく。わずかなカーブもあり好きな道である。

その小高い丘を越えられるかも筋力を図るうえで参考になる。

もちろんベストタイムではなかったが、ちゃんと登ることができた。

 

けれど、そのあとに胸に違和感を感じた。

どうやら心肺機能が低下していると思われる。

なるほど、必要なのは体力と筋力と心肺機能の強化であるということだ。

これから目指す山は標高の高い山が多い。

しっかりと準備して登らないと危険である。

体力筋力心肺機能だ。

 

太平洋岸自転車道

1号線を左折して平塚方面に向かう。

吉田茂邸の脇の道から海岸線に出た。

ここから大磯港まで太平洋岸自転車道を走る。

自転車道は西湘バイパスの内側にあり、バイパス越しに海が見える。

海が見える。海が見えた。

気持ちの良い道である。スピードは出せないが、それがちょうどよかった。

ただ、このあたりからすこしお尻が痛くなってきた。

尻に肉がなくなったので骨とサドルが擦れるのだ。

サドルはセラSMPで、クッション材はほんのわずかで結構硬いのである。

ロードバイクに乗るなら尻に肉をつけることも忘れてはならないということだ。

あと2キロくらいは体重を増やしたい。

 

大磯港から湘南平をみる

大磯港から平塚方面に向かうと134号線に入る。

この道も平坦で走りやすい。

途中のコンビニで栄養補給し、129号線を北上する。

栄養補給が効いたのか、なかなかいい調子でスピードが出せた。といっても時速30キロではあるが。

134号線

 

 

最後に

トータル2時間半のポタリングであった。

走行距離は34キロほど。

だがいまの体調ではこのくらいがちょうど良い。

体を鍛えるにはこうしたことの積み重ねが大切なのだと思う。

しかしそれを続けるのが難しいんだよなあ。

 

では、このへんで

 

 

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MTBでグラベル 【土手道をいく】

土曜日にMTBに乗る。

川を下って海まで、とはいかずその手前までだったが、川の様相の変化が楽しめてたのしかった。

そしてその半分近くがグラベルでこれまた楽しい。

今日なそんなコースをご紹介。

 

雑草だらけの道から

家から幹線道路を渡って農道に入っていくと、笹張川という小さな川に出る。

ここは田んぼの畦道をちょっと広くしたくらいのところで草だらけだ。

実際に左手は田んぼなので畦の土手道ということになる。

幸いそこは草刈りがされていたのでどうにか走りきることができた。リアのギアを一番軽くしてではあるが。

いったん舗装路に出てふたたび川沿いの道に戻るともうそこは渋田川になっている。

ちょうどここで渋田川、歌川、笹張川の三川が合流するのだ。

渋田川はここから少し上流に遡ったところの芝桜が(このあたりでは)有名だ。

 

ここから狭い土手の道を走る。

ときどき軽トラでも走るのか二本の轍が見えているけれど、その両側にはハンドルの高さくらいまで草が伸びていて、右に左に草を避けながら進んでいく。

少し進むと新幹線のガード下を潜る。

さらに登り返して川沿いを行こうとしたら、そこはほとんど人も車も通らないらしく、草に阻まれて断念。農道らしきグラベルを行くことにする。

 

ふたたび舗装路に出て川沿いの道に戻る。

そこからも相変わらず背の高い草が茂っているが、そこは散歩をする人がいてそれほど大変な道ではなく、距離も短かかった。

 

 

たくさんの橋

川沿いの道を走っていくと、何度も橋を越える。

いや、実際には橋ではなく橋に続く道を横断するわけだ。

このあと何度もそうした道路を横断するわけだが、横断歩道があるのは確か1箇所だけだったように思う。

車が1台やっと通れるような橋は、ほとんど車が走らないので問題ないが、少し広い道だと渡るのに苦労する。

確かなのはいったん自転車を降りて歩いて横断する方法だ。

このほうが危険が少ない。

 

さて、さきほどの辺りからは舗装された道が多くなる。

まずは桜並木が現れる。

花の季節にはこの木の下に大勢の人がやってくるのだろう。

だが、いまは葉桜で見事なまでにたくさんの葉に覆われている。

するとその先は行き止まりになっていた。

左手には赤い橋がみえる。

この土手の左側には用水路が走っていて、ここで川に合流していた。

赤い橋を渡ってそれから道路を横断し、さらに下流に向かっていく。

 

この辺りはこれまでと違って両岸が木々に覆われていなくて流れもなんだか緩やかな気がする。

もともとこの辺りは平野の中の平野といった感じで川の流れは緩やかだ。

そしてこの先から川幅が少し広くなる。

そうして橋に続く道路を横断していくと、橋から橋までの道に変化があって面白い。

犬を連れて散歩する人やランニングをする人と出会う道、近道をするのか割と車が通る道もある。

ようするに生活する場の道路だ。

橋もいろいろで楽しい。

道の脇には花が咲いていたり。

川にはサギが餌を探していたり。

ムクドリが元気よく飛んでいたり。

 

 

川の合流

渋田川はどんどん川幅を増し、住宅も川の近くまで迫ってくる。

右岸に親水公園というのが見える。

橋を渡って行ってみると、さらに向こうに川が見えた。

そこは鈴川で、ちょうどこの親水公園の下のほうで渋田川に合流する。

これだけ川が合流するのだから、ともかくこのあたりが一番低い場所なのだろう。

 

さらに下っていくと前方に高麗山が近づいてくる。

このあたりで唯一の山だ。山というより丘といったくらいの低い山だが、そこだけぽっこりと出っ張っているので遠くからでもそれとすぐにわかる。

 

舗装道からより川に近い方に道が分かれている。そこはグラベルになっていた。

そこから川の方を見ると建物が見えなくてなんだかいい感じである。

 

そろそろ引き返そうかと思っているところに大きな橋に出た。平塚大橋だ。

渡ってみる。

すると、渋田川の向こうにさらに別の川があった。

同じくらいの川幅である。金目川だった。

なんとこの橋は二つの川を跨いでいた。

 

その橋を渡ってから高麗山の方に南下した。

すると小さな橋があった。

案内板を見ると河内川とある。

この橋の袂のコンビニで水分とカロリーを補給。

まあ、水と羊羹なんだけど。

そしててっきり自転車にボトルホルダーをつけていたと思ったらついてなかった。

さて、水をどうしよう。

Gパンの後ろポケットに入れてみたらなんとか納まった。よかった。

 

ここから河内川に沿って細い道を金目川に向かっていくとサイクリング橋というのが右手にあった。

つまり、川の左岸を行ったので、右に曲がれば河内川を渡ることになる。

けれど、まっすぐの道には多くの人がいたのでそっちへ行ってみた。

 

川幅はさらに広くなってそこに三羽のシラサギがいた。

鷺舞の鷺みたいだと思う。いやいや鷺舞の鷺のほうが本物を真似たんだっけ。

行手にはキックスケーターをやっている子供と腰掛けて見守る大人。

散歩の人、ランニングの人。

そこを自転車で潜り抜ける。

するとなんと行き止まり。

つまりそこは中州の行き止まりであった。

戻ってサイクリング橋を渡って下流に見える橋まで行くことにした。

 

 

帰りは右岸を引き返す

その橋まで行くと、金目川と渋田川と河内川が合流して花水川になっていた。

いよいよここから引き返すことにする。

元にもどるには、渋田川になるまで左岸を上流に向かう。

そして先ほどの親水公園の先で右岸側(進行方向左)に渡った。

右岸川の方がグラベルが多かった。

でもどちらかというと砂利道よりも草の柔らかい道のほうが多い。

こういったところはタイヤの太いMTBが有利だ。

 

さらに進んでいくと、ものすごいところに出た。

ものすごいというのは草がすごいのである。

いちおう車の轍のようなものはあるが、しばらく通っていない感じ。

ブレーキやスプロケットに草を巻き込みながらどうにか切り抜けた。

あまり長い距離ではなかったのでたすかった。

 

新幹線のガードをくぐって次の橋を渡る。

そのまま行くと芝桜の方に行ってしまう。

帰りは笹張川から分かれて新幹線の高架に沿ったところを走っていった。

そこは車では走れないような草の道だった。

徒歩かトラクターで行くような道だ。

そこを抜けると田んぼの農道グラベル。

このあたりはまだまだグラベルロードが多いことを知る。

これからますます楽しめそうだ。

 

 

最後に

家に帰ってからスプロケットに絡まった草を取り去った。

これが意外と厄介で、けっこうくるくると絡まっている。

さらに真っ黒な油だらけ。

それからどうもギアの入りが良くなかった。

一旦入っても隣のギアに変わったり、再び戻ったりと勝手に動く。

倒したりしていないので、いつのまにかズレてきたようだ。

今度しっかり手入れをしてあげよう。

 

では、このへんで

 

 

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自転車に乗ろう 【ちょこちょこ乗ってるよ】

 

最近になってようやく自転車によく乗るようになった。

復活である。

バイクは便利だけど自転車のような

「よくがんばったね」

と自分に唱えるようなことは、長時間乗らないとなかなかない。

それが自転車だと少し乗っただけで声をかけてあげることができる。

まあ、実際に声に出していうことはないけれど。

 

お手軽に

いざサイクリングというと構えてしまう。

サイクリングウェアに着替えて、ロードバイクに車輪を取り付けて(普段はローラー台の上にある)、タイヤの空気圧を点検してなどとたくさんの工程がある。

それに比べ、普段乗りというやつは右足首をカシューシャのようなもので留めて、鍵のチェーンを外すだけだ。

お手軽なのである。

それなのについ、楽なほうへ流されてバイクに乗ってしまっていた。

スーパーカブを買うまではどこに行くにも自転車だったのに。

でも心を入れ替えた。

そうして自転車に乗ったら楽しかった。爽快だった。

少しだけ余裕を持って出かければいい。

つまりはそういうことだ。

 

 

チェーンに給油

そう思ったらずっと自転車の整備をしていないことに気がついた。

自転車は車のない車庫に入れてある。おかけで錆は出ていなかった。

少し手抜きをしてチェーンクリーナーを使わずにボロ切れで汚れを落とす。

そうそう、今回お手入れするのはジャイアント・ランドナーとルイガノMTB。

 

ジャイアントの方はロードバイクに使っている粘性の低いオイルを、ルイガノの方は日本一周で使ったグリースの残りをつけた。

その後、近所をゆっくり回りながら各ギアに入れてオイルを馴染ませる。

もうそれだけで乗っていきたくなるのだから不思議だ。

さて、あとは次に乗り出す前に余分なオイルを拭き取ればOKだ。

 

 

ボランティアに自転車に乗って出かける

まずは週2回のパソコンボランティアに自転車に乗って出かける。

といってもまだ3回ばかり。

時間は片道20分くらい。

 

忘れられないのは、雨で強風の日に乗った時のこと。あのときは40分くらいかかったっけ。

乗り出すとのんびり走ることができなくて、つい急いで走ってしまう。どうもそんな性格のようだ。

 

自転車は気分によって変える。段差を乗り越えたりちょっと遊びたいときはMTBに乗る。

ランドナーの方に乗ると、自然と日本一周のときのことが思い起こされる。不思議なものだ。

そしてこの乗車姿勢がやっぱりしっくりくるなあと思うのである。

半年間毎日乗っていたのだから当たり前なのかもしれない。

 

すると、スペシャのロードバイクの違和感が余計に気になってくる。

ランドナーはもともとMTBでホイールは26インチ、ハンドル(ドロップハンドル)幅は380ミリ、ステムは60ミリ。フレームサイズはたしか480。

一方ロードは、ホイール径は700C、ハンドル幅は400ミリ、ステムは90ミリ。フレームサイズは520。

これだけ違うのだから「同じ感覚」というのはしょうじき無理だろう。

ただ、ランドナーの方も日本一周後にブレーキレバーを変えているので若干感じは違っている。

 

こうして自転車に乗りながらいろいろなことを考えている。

 

 

確定申告に平塚税務署まで

この前の土曜は、午前中はボランティアに自転車で行き、午後は平塚税務署まで自転車で行ってきた。どちらもジャイアント・ランドナーだ。

 

確定申告は数年ぶり。EーTAXで入力したあとプリントして提出。昨年から一部支給された年金も職場の方も源泉徴収はなかったが、株の売却益で20%を支払っていたので行った。

昨年は金属プレートの摘出手術をしていることと、昔入れたセラミックの歯を入れ直したので医療費が20万を超えている。

たぶん、支払った税のほとんどは戻るはずだ。

 

土曜日であること、そして確定申告の臨時受付を行なっていなかったことで、税務署(市役所と同じ建物)は閉まっていた。

その点は毎度のことなので特別問題ないが、新庁舎に移転してきて初めての閉鎖時の申告なので税務ポストのありかが分からない。

まるまる一周したところ、守衛さんのいる裏口があったので声をかけて聞いてみた。

するとなんとすぐ外の黒い箱がそれだという。入るとき、そのポストの前に4、5人が立ち話をしていたので気が付かなかったのである。


とりあえず、投函して申告終了。

帰りは途中にあるスタバに寄り、コーヒーを飲みながら「安倍晋三回顧録」の続きを読む。


その数日前は、海老名にいる息子と母親に生活費を届けに自転車(MTB)で行ってきた。

 

 

バイクがない頃はそれが当たり前だったが、バイクのある生活になったら、こうして自転車に乗って出かけている自分が誇らしく思えてくる。

なにごともやり出す前はすごく大変に感じるが、やり出してしまえば意外と簡単であることに気がつく。

そのうえ自分を褒めてあげられるなんて、なんてお得なことだろう。

 

 

最後に

まあ、そうはいってもやり出すまでは億劫なんだよね。

はじめの一歩の足の重たいこと。

だからお手軽なところから始めるのがポイント。

つまり、ロードバイクに乗ろうと思ったら、まずは普通の自転車で用事を足す。

 

さて、自転車に乗るのにちょうど良い季節になりました。


では、このへんで

 

 

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久しぶりにロードバイクに乗る 【江ノ島まで雨中を走る】

 

数日前、やっと重い腰を上げた。

その前日、タイヤに空気を入れる。

さて出発と思ったらメーターの電池切れ。

電池を入れ直していざ出発。

ところがセンサーが感知してくれない。

またか。

本当にストレスの溜まるメーターだ。

さらに・・・

 

なんと10ヶ月ぶり

 

前回ロードバイクに乗ったのは、なんと昨年4月。

実に10ヶ月ぶりとなる。

そんなことはとうに忘れていたのでブログで確認した。

 

トンビにパンをさらわれる 【江ノ島までポタリング】 - Hakuto-日記

 

ああ、あのときも江ノ島か。

そう、今回も江ノ島だった。

まあ、足慣らしにはちょうどいい。

 

走り出してメーターが感知しないので、何度かスイッチを切り替えたりして頑張ったが、とうとう反応しないまま諦めた。

このキャットアイのメーター、これまでもなんどもこうした不具合が発生している。

買い替えたいのだが、いいお値段なので我慢して使い続けている。

代わりにスマホのサイクルナビを起動して記録を取ることにした。

 

相模川の土手道を下流に向かって南下していく。

どうも雲行きがあやしい。いまにも降ってきそうな天気である。

 

それに、腰の右側が痛い。

昨年は冬に腰を痛めて春になってようやく痛みが軽くなった。

その間、整体に通ってなんどもマッサージを受けている。

あれは、冬の寒い日にバイクで登山に出かけ、冷え切った体でいきなり登り始めたのがいけなかった。

 

ともかく、あの登山の後から痛くなったのだ。

ほかにも仕事で腰を屈めていることが多かったことも原因のひとつではあると思う。

あの腰痛が治ったのは、前屈みにならないように、できるだけ姿勢を良くするようこころがけたからだと思われる。

だから、すこしでも腰が辛くなると、すぐに姿勢を正すようにしている。

 

フラットで若干下っている土手道を進みながら、腰の力を抜いて、マッサージをするように軽く捻りながらペダルを回していたら、腰の痛みが軽くなってきた。

 

国道1号線手前の馬入ふれあい公園脇の昔の渡し場跡で少し休む。

ここで、持ってきた焼き八ツ橋でエネルギーを補給する。

 

さて、雨はまだ降り出していない。もうちょっと走ろう。

ところが、休憩したら今度はスマホの方が反応しない。スピードが時速0キロで動かないのだ。

初めて通る場所でもないし、まあ、いいか。

 

 

一杯のコーヒー

 

1号線に入って少し走り、右折して湘南海岸沿いの国道134号線に向かう。

その時にとうとう雨が降り出した。

だが、空はそれほど暗くない。小雨の中をそのまま走り続ける。

 

134号線に入って走るとスピードを上げたくなる。ほぼ直線で、なだらかな起伏が続いていて気持ちが良い。

腰の痛みも感じなくなり、久々に体を動かす快感を味わう。

 

134号線は、左側を走り続けていると、そのまま左に曲がってしまう箇所がある。ここはどうやって直進したら良いのだろう。

正しいかどうかはわからないが、左に曲がるぎりぎりのところで左折車がなくなったところで道路を横断して直進レーンに合流する。

 

そして勢いよく横断したら赤信号だった。

あわててブレーキをかける。するとタイヤがずるっと滑った。

危ないところだった。

タイヤはバイクを買った時のままのがついていてスリックタイヤなのである。

気をつけなきゃ。

 

雨はずっと小降りのままだった。

トイレ休憩でモスカフェに入る。

残念ながらバイクスタンドはない。駐輪場はあるのだけど。

 

平日の午後、店内は広々としていて清潔で気持ちが良く、人はまばら。

コーヒーを注文し、窓際の席に座る。

そこで思い出した。「あ、鍵をかけるの忘れた」

鍵をかけて戻りゆっくりコーヒーを味わう。

残念ながら海は見えない。かわりに空を見上げる。こんな天気の日の光は弱くずっと眺めていられる。

ああ、至福のひととき。

 

 

江ノ島の手前で引き返す

 

外に出ると、雨は相変わらず小雨のままだった。

サドルに雨粒がついている。そういえば皮のサドルだからできるだけ濡らさない方がいいんだった。

 

そこからすこし江ノ島方面に向かったところで海岸に出た。

江ノ島までは目と鼻の先だがここから引き返すことにする。雨が強くなったらおおごとだ。

湘南海岸公園の海側を引き返していく。

 

多くのサーファーが波乗りを楽しんでいる。

海岸沿いの道にはサーフボードを取り付けた自転車が行き交っているのでぶつからないように気をつけて走る。

 

そういえば、ずっと小雨の中を走っていても中まで濡れてきていない。

モンベルの冬用のジャケットを着ているのだけど、小雨程度の雨はちゃんと弾いてくれている。ありがたい。

 

134号に出たら来た時と同じ道を戻っていく。

スピードに乗る。やっぱり気持ちが良い。

いつも寄るコンピニがまだあることを確認し、今回は寄らずに帰ってきた。

 

 

最後に

 

一度こうやって乗り出せば、次のハードルが低くなって出かけやすくなる。

今回乗ってやっぱり感じたことは、ハンドルに手を置く定位置が少し遠いということ。

うーん、2センチくらい近い方がいいかな。

変えてから合わないと困るしなあ。

 

では、このへんで

 

 

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トンビにパンをさらわれる 【江ノ島までポタリング】

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先週の火曜日は晴天の暖かい1日だった。
 
その日は夕方からの出勤。
 
では、その前にロードバイクで一走りしてこよう。
 
さて、どこに行こうか。
 

久々に土手の道をいく

火曜日、朝7時半に目覚めた。
 
今日は出勤前にロードバイクに乗るつもりで、前日に昼に食べる菓子パンを買っておいた。
 
いざ、出陣、と一瞬は思ったが、まだ眠い。
 
やっぱりもう一寝入りしよう。
 
ということで結局家を出発したのは12時数分前。
 
けれど、「睡眠が一番大切」と自分を納得させ、出発が遅くなってしまったなどと悔やんだりしてはいけない。
 
なにごとも前向きに捉えよう。
 
なにしろ青空が広がり、汗取り用のアンダーウェアとサイクルジャージだけでもう寒さを感じないのだ(その後再び寒くなってしまったが)。
 
はっきり行き先を決めていなかったが、今日は坂を走るのは気が進まない。
 
よって、当然向かう先は海岸である。
 
そういえば最近相模川の土手を走っていない。
 
そこで右岸沿いの土手を南に下っていくことにする。
 
前にここを走ったのは昔の友人と江ノ島までサイクリングしたときだ。
 
 
あれはもう昨年12月のこと。
 
ずいぶん走っていない。
 
土手のみちに入るとなぜか向かい風。
 
こんなときは無理をせず、軽いギアで回転数を上げる。
 
「帰りは追い風になるかな」などどいう考えが頭をよぎったが、午後になるときっと風向きが変わるだろうと思い直した。
 
川沿いの道といえば、日本一周の途中、石巻から大川小学校まで走った時、行きも帰りも向かい風になってとてもきつかったことを思い出す。
 
あとから、知り合った地元のロード乗りに聞いたら、「あそこはいつも午前と事で風向きが変わって大変なんだ」と話していた。
 
まあ、あのときに比べたらたいしたことはない。
 
1号線に出て馬入橋を渡り、いつものレッドバロンの交差点から産業道路を通って柳島道路に入る。
 
柳島からは134号線で鎌倉方面に向かう。
 
さて、どこまで行けるだろうか。
 
今日は2時頃までに帰りたい。すると、12時50分までに行けるところまで行こうと決める。
 
134号線は平日のためロードバイクをあまり見かけない。
 
そのおかげか一度も抜かされることがなかった。
 
いくら年寄りでも抜かされるのは気持ちのいいものではない。
 
逆に2人程を追い抜いて気をよくする。
 
これもたっぷり睡眠をとったおかげである。
 
 

湘南海岸公園で昼食

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11時45分頃、江ノ島の少し手前まできた。
 
江ノ島まで行ってものんびりできる場所が思い浮かばない。
 
そうだ、前に通った手前の公園でお昼を食べよう。
 
そこで次の信号で横断し、少し戻って公園に入る。
 
この公園は後で調べたら、湘南海岸公園というそうだ。
 
海岸ぷちに出ると、江ノ島と中央の灯台がよく見えた。
 
海岸線にはサーファーの黒い影がたくさん見えた。平日でも結構いるものだ。
 

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そしてその海岸線に沿って遊歩道があり、その手前に板張りのデッキのようなものが設置されている。そこには思い思いに横になって日光浴をしている人たちがいた。
 
ちょうどいい場所なので、脇に自転車を立てかけて、パンを入れたサドルバックを外してデッキの段差のあるところに座る。
 

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空にはトンビが数羽舞っていた。
 
最初にオリーブオイルとバジルのソフトフランス、続いておさつアップルという甘いパンを出して食べ出した。
 
どちらもスーパーで安売りしていたパンであるが、このおさつアップルというのは口に合っていて、「美味いなあ」と思いながら食べていたら、突然衝撃が来てパンがデッキの上に転がっていった。
 
視線を上げるとトンビがパンのビニール袋をつかんで去っていくところだった。
 
「やられた」と思わずつぶやく。
 
幸いパンは4分の3くらい食べていた。
 
転がっているパンを片付けると、こんどは土鳩がやってきておこぼれを片付けていた。
 
食べ始める前はトンビを気にしていたが、そのうち姿が見えなくなってすっかり油断してしまった。
 
江ノ島の入り口には「トンビに注意」の看板が出ているが、こうやって後ろから舞い降りてきて獲物を掻っ攫っていくのだろう。
 
まあ、怪我もなく、いい経験をしたと思うばかりである。
 
 

最後に

帰りは行きほど元気が出なくてあまりスピードが上がらなかった。
 
茅ヶ崎のY”s Road が見えた時、箱根湯本で出会った青年がそこでバイトをすると言っていたことを思い出す。
 
「彼は働いているかな」なんてことを考えながら前を通り過ぎた。
 
帰りは馬入橋を渡らずに、湘南銀河大橋を渡ることにする。
この橋は見た目はいいが、中央が競り上がっているため帰りに通ったのは失敗だった。
 
橋を渡って土手を少し走る。
 
向かい風ではなかったが追い風でもない。
まあまあかな、向かい風でなくてよかった。
 
家に帰ってからも雑巾で自転車を拭いたりシャワーを浴びたりと忙しい。
 
けれど、前回より余裕を持って支度ができた。
 
少しずつ出勤前ライドの時間を伸ばして行けたらいいな。
 
では、このへんで
 
 
 

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土手を駆け降りて地面にキッス 【MTBもうあとちょっとで】

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前回のZOOM研修を受けたあとのこと。

デイパックにフライロッドとリールを詰め、ルイガノMTBに乗って河原にキャスト練習に出かけた。

相変わらず風はあってやりづらかったが、ちょっぴり感覚をつかんだ。

その後気を良くしてMTBの基礎練習。

そしてその後ちょっとしたアクシデントが・・・

challe.info

 

芝の上でキャスティング練習

先日、キャスティングにもちゃんと練習方法というものが存在し、それをYouTubeで指導してくれていることを書いた。

challe.info

 

それは、段階的に一つひとつマスターしていくというものだ。

 

第一段階はロールキャスト。この練習は水辺でないと難しい。だが、幸いにもなんとかこのキャストはできる。

 

第二段階は、ピックアップレイダウンという方法。ロールキャストは前に投げる方法の練習だったが、ピックアップレイダウンは後ろに投げる方法の練習。

 

そう、このバックキャストがうまくいかないで、フォルスキャストをやってティペットに結び目を作ってしまうのだ。

 

これは、自分の前に置いたラインを引き抜いて後ろに投げ、それをまた前に戻す練習方法。

 

今回はこのバックキャストを意識した練習を行った。

 

このとき、「はじめはゆっくりで最後にスピードをあげる」という意味がわかった気がした。

 

それは、ロッドの先が下を向いている状態からいきなりバックキャストしてもうまくいかないということ。

 

時計の針が10時になるくらいまであるていどゆっくり持ち上げて、ロッドの先にラインの重さを感じさせてから後ろにキャストするということなんだと理解した。

 

フライラインを飛ばすということは、ロッドのしなりとフライラインの重さを利用するということなんだということが体を通して伝わってきた。

 

ただ、理屈が分かっても体が反応するためには反復練習が必要ではある。

 

それでも、腕の力で投げるのではなく力を抜いてロッドのしなりの感覚を感じるように意識しながら練習することができた。

 

 

MTBの基礎練習

キャスティング練習の方はいい感覚を掴んだところで終了し、バックパックを背負ってMTBの基礎練習を行った。

 

基礎練習というのは自転車の基本、つまり漕ぐ練習である。

 

いまだにできないスタンディングは置いておいて(それでも始めた頃よりだいぶ進歩した)、8の字で小さく回る練習と坂を登る練習。加えてフロントホップの練習を行う。

 

苦手な右旋回も少しずつ苦手意識が薄れてきた。

 

これにも気を良くして土手の坂を登って降りるのをやってみると、なんだかこれまでよりスムーズに登ることができた。

 

続いてフロントホップ。腰を引いてフロントを上げるよう意識して行う。

 

しかし、こちらの方はバランスが崩れて3回できればいい方。まっすぐ引き上げるのがむずかしくて左右にぶれてしまう。

 

そしてそろそろ日が暮れるので帰ろうとして土手を斜めに登ってみる。

 

すると何だかどんどん登っていける。

「よし、このまま土手の上まで登るぞ」と調子よく登って後少しで登り切るというところで左ペダルが斜面の山側に当たった。

 

1度目は大丈夫だったが2度目に当たった時にバランスを崩した。

 

自転車が谷側に倒れる。

そして当然谷側の右足を出す。

左足は自転車を跨いで斜面を駆け下った。

「なんとか倒れずに下れるかも」と思った。

 

だが、重力は予想以上に体を地球の中心へと引き寄せた。

そしてなんとか斜面の下まで来たところで足が追いつかず、体は地面に近づいていく。

 

まず、両膝を突き、続いて頭が地面に向かっていく。

両腕では支えきれずに顔面が草の中に落ちていった。

ヘルメットのバイザーが外れ、続いてメガネがずれる。

そのあと草が口の中に入ってきた。

 

一瞬、お金をかけて治療した前歯をやっちまったかと、歯科の先生の顔が脳裏をよぎる。

 

ここまでで地面に支えられて重力を感じなくなった。

 

そして最初にやったのは草を吐き出すことであった。

 

幸い歯もメガネも無事だった。

 

今回(※)もヘルメットに救われたのである。

※昨年2月に階段からダイブ。ヘルメットのテッペンが凹んで頭を守ってくれた。

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右のシフトレバーがずれている



 

最後に

幸いたいした怪我もなく(両膝の打撲程度)、翌日の仕事には支障をきたさなかった。

 

今回は下が柔らかい地面だからよかった。

 

もし、コンクリートやアスファルトだったら大怪我をしていただろう。

もし、最後に体を回転させていたらダメージは少なかっただろうか。

 

いやいや、背中にはアルミパイプに入ったロッドとリールが入っている。

 

そもそもペダルが斜面に当たることを想定して、斜面側にだけは倒れないようにしておくべきだった。

 

それにしても土手の上までもうあと少し。1メートルもなかったなあ。

 

次はきっと登ってやる!

 

では、このへんで

 

 

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ロードバイクにいつ乗るの? 【出勤前の時間を利用せよ】

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走り始めたら富士山が真っ白だった

 

定年を迎えたらやりたいと思ったことを少しずつやっている。

 

けれど、一つのことをやるとその他のことはやることができない。

けれど、やりたいことをやらないということはしたくない。

 

では、どうしたらいいか。

 

ひとつのことに熱中しないとそれに習熟することはできないと言われている。

逆に言えばある一定の時間(一般的には1万時間)続けることができればそのことをモノにすることができるということだ。

 

これから何かを極めて社会で何かをしたいということならそれもいい。

ただし、そうすると他のものは犠牲にすることになる。

 

60を過ぎたらもうそんなことはどうでもいい。

ただ、今このときを楽しみたいのだ。

やりたいことをやらなくては楽しくない。

 

ロードバイクにいつ乗るか

以前ブログに書いたことがあったと思うが、毎日が日曜日でいつでも時間があると、やりたいことなのに、あとでもできるとばかり先延ばしにしたりする。

 

いくらやりたいことと言っても、動き出すには意志の力が必要だ。

 

まあるい石でも大きくて重たければ動かすのには相当な力がいる。

けれど動き出してしまえばあとは勢いがついて転がっていく。

そんな感じだ。

 

ところが、仕事を始めて自由な時間が限られることになると、不思議とこの石の重さが軽くなる。

 

貴重な休日にぼーっとしていてはもったいない。

 

ただ、休日が少ないとやりたいことがいろいろとはできなくなってくる。

 

ぼくの場合、おもにアウトドアなので組み合わせればいっぺんにできる場合もある。

バイクに乗って登山とか、バイクに乗ってフライフィッシングとかである。

 

行った先で、自作のアルストや五徳でお湯を沸かしたりするのも楽しめる。

 

しかし、なかなか組み合わせにくいものもある。

それがロードバイクなのである。

ロードバイクでは単に走ることを楽しみたい。

ロードバイクの軽さを楽しみたいのである。

 

ところが、4月はほぼ毎日出勤しなければならない。

児童が相手なので止むを得ないことでもあるし、その児童から元気をもらっているのでそれはそれで充実している。

 

けれどこの仕事と遊びのバランスが大事で、いったんリタイアすると、以前より遊びの比重が増えるのである。

 

では、いったいロードバイクにはいつ乗ったらいいのだろうか。

 

 

仕事前にひと走り

多くの方の自転車ブログを読んでいると、みな時間をやりくりして自転車に乗っている。

早朝、出勤前に乗ったり、ナイトライドしている様子などが記事になったりしている。

また、ちょっとした合間の時間に乗ったりなどみな意欲的だ。

 

それに刺激を受けて、自分も真似をしてみようと考えた。

早朝ライドやナイトライドは気が進まないが、早朝ではなく普通の朝の時間帯に走ることはできるのではないか。

 

これまでは原則として1日にやるのは一つだけにするよう心がけていた。それはとても疲れることだからである。

けれど最近は、パソコンボランティアと仕事を午前と午後で行うことも度々あった。

 

これをロードバイクと仕事にすることだってできるのではないか。

逆にそうでもしないとロードバイクに乗る時間がない(最近フライフィッシングを始めたので釣りに行きたいのがその理由)。


そう思って出勤前に、まずは軽く足慣らしに行ってきた。



桜並木を走っていったら昔住んでいた家の近くに続いていた

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川沿いの道

以上のとおり強い決意を持って、と言いたいのだがまったく意志が弱く、

「とりあえず行動することに意義がある」などと自分に言い訳をしながらも何とかサイクルウェアに着替え、ロードバイクをローラー台から降ろし、前輪を取り付けて表に出た。

 

ただし、仕事に行く準備と昼食のためにはあと1時間ほどで帰ってこなければならない。

 

特にあてもなく、ただ走ったことのない道に入っていくと、すでに葉桜とはなっていたが立派な桜が川っぷちに並んでいるのが目に入った。

 

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桜の花びらが散る

桜並木に沿って下流に向かい、橋を越えていくとその先に再び桜並木が現れた。

今日は桜がだいぶ散り始めている。

そんな桜吹雪の中を走るのは楽しい。

 

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交差点に出る。左は桜並木。右の道は二手に分かれている。

桜並木に導かれて進んでいくと、交差点の先にさらに桜並木が伸びていた。

信号を越えてふたたび桜並木に入って進んでいく。

すると、昔、中学高校時代に住んでいた借家の近くに出た。

せっかくなので感を頼りにその家を探してみた。

 

周りはすっかり変わってしまったが、目印となる高校が近くにあったので、それがその借家であることがわかった。

 

その借家はぼくが中学1年か2年のときに新築されたものなので、ほぼ50年が経っている。けれど、その4軒の借家は周りから取り残されたようにそこに存在していた。

 

ベニヤ板の雨戸は表面が剥がれかけていたが、そこに人が確かに住んでいるようだった。

 

そのあと通学路にそって少し走ってみる。

急な坂だと思っていたところはそれほどでもなく、簡単に登れた。

 

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子安神社の桜

下校時に肉まんを買って食べたその店の近くの神社に行ってみる。

そこには子安神社と書いてあった。そうかここは子安神社といったのか。

 

ここの神社で行われた縁日のとき、テキ屋のおじさんに輪投げの手伝いをさせられたことがあった。おそらく1時間くらい手伝ったと思うが、お駄賃としてその輪投げの景品から「好きなものをもっていけ」と言われて、天気で色が変わる貯金箱をもらってきたことを思い出した。

 

また、親父から聞いた話では、テキ屋の家に住み着いていた時、そのテキ屋のおやじに気に入られて娘を嫁にもらえと言われて逃げ出してきたなんてことを言っていた。

 

親父は戦争から帰ってくると、転々と仕事を変え、また1箇所に定住しないで日本各地で仕事をしていたということだ。

 

出征前は大手電機メーカーの研究員だったのが、まったく違う放浪にちかい人生を送った。

きっと戦争で人生観が変わったのだろう。そんな言葉は一度も聞いたことがないが。

 

今思えばしっかりと戦争体験を聞いておけばよかったと思うのだが、子供の頃は全く興味がないし、聞いてもわからないことばかりだった。

まあ、親父の話はこのくらいにしておこう。

 

子安神社からその先の坂を下る。ここももっと急だと思っていたのに大したことはなかった。子供にとってみれば大変な坂道なのかもしれないが。

 

もっと他にも回りたかったがもう戻らないと仕事の時間に間に合わなくなる。

帰りも走ったことのない道を家の方向に向かって走る。そして広い通りに出たのでそこを左折していくと、行きに桜が途切れた交差点に出た。

 

あとは走り慣れた道を通って家に帰る。

こうしておよそ1時間、約13キロほどを走った。

 


最後に

家に帰ると、自転車の車輪を濡れ雑巾で拭き、前輪を外してローラー台にセット。

シャワーを浴びて着替えると、家を出る時間まであと20分。

 

いそいで蕎麦を茹でて5分で食べる。

家に帰ってから出勤まで50分だったが、あと10分はあったほうがよい。

 

つまり今後は出勤の1時間前には家に着いていないとならない。このことがわかったのが今回の収穫。

 

あとは睡眠時間を削らずにどれだけ早起きできるかということである。

実はこれがなかなか難しい問題なのであった。


では、このへんで

 

 

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迷走ポタリング 【鎌倉のお寺で瞑想】

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日曜だ。ちょっとサイクリングしてこよう。

さて、どこにいこうか。

そうだ、鎌倉行こう!

ということで、鎌倉のお気に入りのお寺まで軽めのサイクリングに行ってきた。

 

防寒対策

ロードバイクに乗ったのは、なぜかとち狂って箱根の山を登りに行って以来のこと。1月30日のことだった。

あれからロードバイクにはひと月くらい乗っていなかったことになる。

 

すこし腰の調子が良かったからといって箱根の山はハード過ぎた。あの後しばらく右膝が痛かったし、それよりなにより体力を使い果たしてしまった。

これまでの間、病院までジャイアント・ランドナー(元々はMTB)で行き、あとは近くの河原に行きルイガノMTBで8の字練習などをしたくらいだ。

 

鎌倉までは27キロくらいなので、のんびり昼ころに出かける。というより早起きができない。けれど睡眠はたっぷりだ。

準備も、チェックリストを作っているので無駄がなくなっている。着替えを始めてから家を出るまで30分で完了した。我ながら随分早くなったものだと感心する。

 

家の中が寒かったので、しっかり防寒対策をした。

モンベルのインナーの上に半袖ジャージを着てその上にモンベルの冬用ジャケットを着る。さらにウインドブレーカーとジレを丸めて後ろのポケットに突っ込む。

 

下はビブタイツだが、箱根では足が寒かったので、レッグウォーマーをドラッグストアで買っておいた。これを履き、さらに買ってまだ使っていなかったトゥウォーマー(これもモンベル)を出してきて初めて靴先に装着した。

加えて手袋も冬用(これはシマノ)。そうそう、薄手のネックカバーも頭にかぶった。

これだけあれば寒くないだろう。

 

ところが表に出てみると、なんとポカポカ陽気なのだった。

いやいや、きっと日が暮れたら急に冷え込むぞ。そう思って走り出す。

 

 

春が来た

走り出して早々、暑い! これじゃ汗をかいて逆効果だ。

最高のサイクリング日和。春が来たんだ。

しかし、暑い。

ジャケットとジャージのジッパーを下ろして風を入れる。

 

足元を見ると、トゥーウォーマーが少しズレている。「下ろし立てで落としたんじゃたまらない」と思いながらズレを直す。

 

交差点で二段階右折をしたとき、ふと足元をみたら、左が無い。さっき直したばかりなのに。まだそれほど走っていなかったので、歩道をゆっくり引き返した。

すると路肩にポツンと黒いものがみえた。あった。

ポカポカ陽気で付ける必要がないので右のも外してポケットに詰めた。しかし、もうすでにいっぱい。さらに詰め込んだのでポケットはパンパンだ。

 

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さて、今回走ることにしたコースは、茅ヶ崎まで走り、そこから国道1号線に入って藤沢方面に向かうルート。

鎌倉に行くときはたいてい海沿いの134号線を走っていく。だが今日は風が強かった。だから海沿いはさらに風が強いだろうと考えて変更したのだった。

 

1号線に入ってすぐ、茅ヶ崎高校前のコンビニに寄る。腹が減ったのである。

 

コンビニのトイレを借りて、そこで半袖ジャージを脱いだ。ネックカバーは店に入る前に脱いでおいた。

脱いだジャージをできるだけ小さくまとめ、入れていたウインドブレーカーもさらに小さくして一緒に背中の真ん中のポケットに突っ込んだ。

 

そうとう膨らんではいるが、なんとか入るものだ。

外でサンドイッチを食べていざ出発。

 

 

日曜はダメよ

茅ヶ崎高校の前あたりから旧東海道を彷彿とさせる松並木が続いている。普通の松(?)だと思うがその先の地名は「赤松」。とくにこの辺りの松の影が濃い。

 

二宮や大磯の松並木もいいが、ここの並木道も風情があって良い。

 

しかし、藤沢に近づくにつれて車が多くなり、渋滞し始める。ここから鎌倉までたびたび渋滞の車の横をすり抜けることになった。

 

そうだ、今日は日曜日だった。

 

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藤沢から長谷に抜ける道を走っているとき、前方の山の上にマンションのような建物が見えた。まるで山上の砦、要塞のように見える。いつもは帰り道に使っている道なのでいままで気が付かなかった。

 

この先からはずっと渋滞で、横をすり抜けるにも道が狭くて脇を通れないことも度々だった。

 

そうやって何度も止まりながらようやく江ノ電長谷駅まできた。ここから高徳院(鎌倉大仏)までの歩道は人でいっぱいで、すれ違えなくて車道に降りて歩く人も大勢いた。

 

ぼくの見たところ7、8割くらいが20代だと思われる。もちろんコロナに怯えているようすはない。

 

134号線に出てからは少し普通に走れた。潮風が背中を押してくれた。

 

 

お寺で瞑想

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目的の寺まで長谷からわずかな道のりだ。いつも入口がわからなくて間違えるのだが、今回は最短ルートで到着できた。

門の間から見えるのは工事中の本堂だ。まだ工事は終わっていない。

 

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自転車なので総門からは入らずに横に回る。横から入ると山門の横に出る。ありがたいことにここにサイクルラックが設置されている。こういう気の利いたところもこの寺がお気に入りであることの一つの要素である。

 

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前回、ここ光明寺に来た時にはピアノの生演奏の音が境内に流れていた。残念ながら今日は静かだ。

ピアノ演奏をしていたお堂の中をガラス越しに覗くと、ピアノやスピーカー、案内が書かれた台などがそのまま置かれていた。

日付は読めなかったが2月、3月というのは見えたので、月に1回は行っているようだ。

 

前回いつ来たのかとブログを遡ってみたら、昨年9月末だった。

 

challe.info

 

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前回は上がらなかったお堂に靴を脱いで上がり、舞台のような縁側の日当たりの良い場所に座った。

 

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池の蓮はほぼ枯れていて、池の奥の方にオレンジ色のコイが泳いでいるのが見えた。その左手奥には2階が8角形(たぶん)になっている2階建ての建物が見える。

 

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いままでよくみたことがなかったが、そこには大聖閣と書かれていた。「大聖」をスマホで調べてみると、「優れて徳の高い聖人」ということだった。

実はこの名前を持った子どもを知っている。この名前をつけた親もきっと、こうした徳の高い人になることを目指しているのだろうなあと思った。

 

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瞑想というのは何も考えないこと。だから呼吸に意識を向けるのがいい。そうとはわかっていても考えが湧いてきてしまうのが人間というものだ。

 

それでもお寺で静かに座っていると心が落ち着いてくる。そしてなんだかすべてのものに感謝したい気持ちになった。

 

とくに今日は暖かい日差しをとどけてくれた太陽に感謝したい。

 

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最後に

暦の春になって3週間が過ぎた。

そして今日は春1番ぽい風の1日だった。

 

お寺を後にして海岸に出る。太陽が眩しく海がギラギラ輝いている。

風はそれほど強くはない。

 

海沿いの道を通って帰ることにした。相変わらず車は渋滞している。

残念ながら風向きは変わっておらず向かい風だった。それに体がすっかり鈍っていたようで力が入らない。

それなので江ノ島からは海から離れることにした。藤沢からは来た時と同じ道を通って帰る。

茅ヶ崎に戻ってきたときには16時半頃だったがまだ明るく、気温はなんと18度。

 

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家に帰り着いた時には17時を回っていたがやはりまだ明るかった。随分と日が伸びた。

 

結局、防寒用のものは何一つ必要なく、ただ背中を膨らませただけであった。

 

では、このへんで

 

 

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自転車日本一周から2年 【景色がフラッシュバック】

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先日の午後、病院まで自転車に乗って行った。

病院までは11キロほどである。

ここのところどこにも出かけず腰をいたわっていたので運動不足。ちょうど良い運動になった。

この日は珍しく待たされずに診察が終わり、薬ももらって明るいうちに家路についた。

帰る途中、地図を見ないで裏道に入り込むと、日本一周をしていたときの感覚が蘇ってきた。

 

茅ヶ崎里山公園をめざす

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藤沢の病院からの帰り道、茅ヶ崎里山公園を経由して病院へ向かったときの逆を行こうと思いついた。

表通りは覚えていたが、裏道を通ったのでその辺は記憶が曖昧だ。

 

周りに何もないところにポツンとパソコンの修理だか中古販売だかのお店の看板がひっそりと立っているところをとおり、「あ、ここは通ったところだ」と覚えていたことに自分で感動する。

 

そして、小川にかかる小さな石の橋のところに来て、ここは渡っただろうかと考えてみたが、まったく覚えていなかった。

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「まあ、とりあえず渡ってみよう」と進んでいった。

そしてそこからは全く未知の空間になった。つまり間違った道に入り込んだということである。

 

目的地は茅ヶ崎里山公園。それはもう近くにあり、だいたいあの辺だろうとは見当がついた。

しかし、地図は見ないと決めて進んでいくと、T字路になっていてまっすぐ進めなかったり、狭い道に入っていくと砂利道になってさらに進むと行き止まりだったりした。

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こういう知らない場所を走ると、日本一周をしていたときのことが思い起こされる。

 

日本一周で走った場所はほとんどすべてが初めて走る場所で、眺められる景色が新鮮なのだ。それと同じような感覚が蘇ってくる。

 

 

回想シーンのようにさまざまな景色がフラッシュバック

不思議なもので、同じような心理状態になると、なぜか日本一周したときの風景がフラッシュバックのように頭に浮かんでくる。頭に浮かぶというより、頭の中のスクリーンに瞬間的に風景が映し出されるような感じだ。

 

それは、四国の山の中だったり、京都の日本海側だったり、北海道の海岸沿いだったりと場所はあちこちに飛んでいる。

それはぼくの場合だけかもしれないが、ムービーではなくスチル写真なのである。

 

思えば、寝ている時やふとしたときに一瞬ぱっと脳裏をよぎることもある。

そのあと、ああ、あの風景はどこそこだったなと場所を思い出すのである。

どうやら頭の中にはたくさんのスチル写真が収まっているようだ。

 

普段は忘れているが、ふとしたとき、それはその風景を見ていた時と似たような心の状態のときに現れるような気もする。

 

つまり、頭の中のスチル写真は、心が動いた時に撮られたような気がする。

 

だから、美しい風景に感動した時ばかりでなく、苦しい時に見た風景や予想していないものに出会ったときの驚き、危険を感じたときの瞬間などが刻まれているのである。

 

いや、ちょっと待て。少し違う。

 

危険を感じた時はムービーだ。それもスローモーション。

 

転倒して骨折したときの場面や、車道側に倒れたときのことはスローモーションで記憶に残っている。倒れたぼくを避けて追い抜いて行った車のデイケアの文字までもがしっかり見えていた。

 

そして、おもしろいことにスチル写真に自分自身が登場することもある。急性胃腸炎で苦しんでいた時の様子などは俯瞰的な映像だ。

 

 

自転車日本一周を振り返ってみる

日本一周から帰ってきたのが2年前の2月11日。コロナ感染がまだ日本全国に広がっていないときだった。

あれから2年経ったいま、せっかく映像がフラッシュバックしたので日本一周の旅を振り返ってみようと思う。

 

まず、北海道の印象。

北海道は天候次第だという気がする。天気が良い日にはとてもよいところだが、一旦天気が崩れると厳しい場所に変わる。とくに海沿いを走ったので、風が向かい風だと進んでいる気がしなかった。

 

虫もすごかった。道南で雪虫が大量発生し、手ぬぐいで顔を覆いながら走ったが、サングラスの隙間から目に入ってきた。

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苫前ベアー

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礼文スコトン岬

 

次に東北。東北は公園にテントを張るには最高。周りに家がないうえに東屋があったりする。そして意外にもトイレの綺麗な公園が多い。ただ、そういうところには近くに店がないので注意が必要だ。

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遊行柳

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恐山

 

新潟から北陸、山陰の日本海側。

新潟は砂浜が長くて単調になる。柏崎あたりがちょっとしたアクセント。ここから先は日本海特有の気候で、晴れかと思えば雨。そしてほとんどがどんより曇っている。

 

北陸は能登半島を横切ったが、このときの峠越えは大変だったが歴史を感じながら楽しく越えられた。その後も歴史のある街道を進むので楽しかった。ただ、昔のままなので道幅が狭く、車には特に気をつける必要があった。

そのなかでも親知らずは特に危険。狭い道幅、トンネル、上り勾配、カーブと悪い条件が重なっている。

記憶に残るのは、金沢を過ぎたところで雹に降られたこと。人のうちのカーポート(だったか)に退避した。

 

京都からはリアス式海岸で風光明媚。喧嘩に富んで飽きない。その分足にきた。

 

鳥取、島根も昔からの道が多く、歩道が途中で無くなったりして走りづらかった。車道を走るのがよいだろう。

 

なお、新潟から北陸にかけては川が多いのが特徴だとおもう。

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雨晴海岸

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鳥取砂丘

 

続いて九州。ここは意外に大変。まず、天候に差がある。そして起伏が大きい。冷えて腹が痛くなってお店のトイレを借りたのも九州の1回だけ。

 

ただ、そうした変化を楽しめることも事実。大分から竹田城、阿蘇のコースは寒かったけれど自然とその中で暮らすひとたちとの調和が感じられた。

 

阿蘇では自分がジオラマの模型の中にいるようで不思議な感覚だった。

とにかく九州はそれぞれの場所で景色が変わる。それが楽しいが自転車ではきついと感じることが多かった。

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阿蘇

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佐多岬

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針尾無線塔

 

続いて四国。いま思えば四国が一番走りやすくて景色も少し違っていて楽しかった。それに話しかけてくれる人が一番多かった。さすがお遍路の土地。みかんやポンカンを好きなだけ持っていけといってくれたのも四国。

 

ほどほどに起伏があって美しい海があって、岬があっていいところだと思う。

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恵比寿浜から

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足摺岬

 

山陽地方は街が発展していて残念ながら面白みに欠ける。また、新幹線に沿った道はどこも似たように思えてくる。また、自転車が通れない高架があったりしてとまどった。

 

悪いところばかりのようだが、瀬戸内海が見えるところに行けばまったく逆で本当に海が美しい。向こうに何も見えない海もいいが、向こうに島影が見えると心が落ち着くのである。

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竹原

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丸山県民サンビーチから

 

大阪、和歌山、奈良、三重。

大阪から和歌山に向かうと都会から郊外になる。細い神社に通じる小径や漁港ちかくの路地などが残っていて楽しい。

 

和歌山から紀の川を遡るとだんだん寂しくなっていき、奈良に近づくと雰囲気が変わっていく。

 

橿原神宮は鳥居の前に立っただけなので、古事記や日本書紀を勉強してから再度訪れたい。また、吉野は桜の時期に出かけてみたい。

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紀の川

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橿原神宮

三重は芭蕉の生家がある。そもそも日本一周に合わせて芭蕉の足跡を辿ることも旅の目的だった。その意味ではここが最大の山場、クライマックスであった。伊賀上野に住む友人の案内でこの街を歩けたことは最高の思い出である。

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芭蕉生家

 

最後は東海道。

ここは旧道を探しながら走った。ところどころ昔の街並みが残されているのがよかった。とくに名古屋の近くに保存されているところが多い。

 

東海道を徒歩で行く人にたくさん出会った。どうやらガイドブックがあるようで、それを片手に歩いている人を多く見かけた。

 

出会った人は通しで歩いているようだったが、細切れにして繋いでいる人も多いのだとか。いずれ挑戦するのも面白そうだ。

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熱田湊常夜燈

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ありまつ宿

 

以上、簡単に振り返ってみた。

 

 

最後に

結局、目的の茅ヶ崎里山公園には、ぐるっと外側を大きく回り込んで、公園の正面入口の交差点から到着することができた。

 

公園に入ると目の前にロングローラー滑り台がみえる。そこを4人の女子中学生がキャーキャー言いながら滑り降りていた。

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公園内は起伏があって散歩にうってつけなところだ。野鳥もさまざまな種類が来るらしい。

 

残念ながら今はあちこちが工事中で池に水が張られていなかったが、池があれば水鳥もやってくるだろう。

 

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このように、どこに出るかわからない道を走っていると、過去の思い出と見知らぬものの発見という二重の楽しみがあることに気がついた。

 

そして、走っているうちに知っている場所に出て、現在位置がわかったときのその喜びを感じることもまた楽しい。

 

では、このへんで

 

challe.info

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首を上げたら世界は広かった 【8の字練習で気がついたこと】

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ロードバイクで箱根を走って2日経った。

体力を使い果たし、やっとの思いで帰宅したが、翌日と翌々日は仕事が休みだった。

おかげでたっぷり休養することができた。

こんなこともあろうかと、あの寒い曇りの日にもかかわらず出かけたのである。

ただし、すこし後遺症が残ってしまった。

 

前回の話

challe.info

 

 

帰りにはすでにその症状が

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無事に家に辿り着いてホッとしたのですっかり忘れていた。

それは膝の痛みである。

登りですでに体力を使い果たしてボロボロの状態となっていた。けれどそのあとは下りで、症状はなかった。

ます、小田原を過ぎて少し登りが現れると脚に力が入らないことがわかる。


平塚駅前から厚木方面に向かうとほんのわずかだが緩い上りになっている。

つまり多少はペダルを踏まなくてはならない。

そうして走っているうちに右膝が痛み出したのである。

これは利き足である右足を強く踏んでいたためだと思われる。

家にたどり着く直前では右足を踏み込むと痛みが走った。

だから左足だけで回している感じで家に辿り着いたのだった。

 

あきらかにオーバーユース。

腸脛靭帯炎だ。

 

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帰宅後も翌日も痛みなし

あの日、帰宅してすぐに風呂を沸かし、夕食を作って食べる。アルコールはお預けにした。

不思議と腰はわずかな痛みを感じる程度。そして膝には全く痛みを感じない。むしろ走り切った爽快感を味わっていた。すこしアドレナリンが出ていたためかもしれない。

 

翌日は、腰の痛みが悪化するといけないので整体院でマッサージを受ける。

その午後は少しでも体を休めようとベットでYouTubeをみていた。そしてそのまま寝落ち。気がつけばもう8時になっていた。おそらく5時間くらい寝ていただろう。

 

その翌日、ゴミ出しに起きてふたたびベッドへ。起きたのは昼頃。

やはり1日では回復しないようだ。

休養日を2日間とっておいて正解だと思った。

 

 

MTBの練習をする

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朝食兼昼食のあと、アルストの動画などを見てのんびりする。

まてよ、明日は仕事。少し体を動かしておこう。

そう思っていつもの河原敷に行く。

 

すると河原に行く途中で右膝に痛みを感じた。

そこでやっと箱根の帰りのあの痛みをを思い出す。

やはり後遺症が残っていたのだ。

 

平日の河原は殺風景だ。子供たちの元気な声が聞こえない。

そんななかでスタンディングの練習やら8の字練習をする。

 

スタンディング練習をしていると、どうも腰が痛い。

腰の方もあまりよくなっていないようだ。

これじゃあ腰でバランスを取るなんて無理だ。

 

続いて8の字練習をする。

以前から感じていたが、どうも右への旋回がうまくできない。

普段右足をつくことがないので、右に倒すことに恐怖感がある。

はじめ不整地で石を目印に回っていたが、小石やら松ぼっくりやらがあってやりづらい。

そのため、舗装されている場所へ移動。管理棟に続く階段下にちょうどよくパイロンが立っている。

そこをスタンディングのまま、できるだけゆっくり回る。

しかし、右へ旋回中にペダルを踏み込むと自転車が起き上がり、大きく膨らんでしまう。

そうだ、視線は次のパイロンの方に向けるんだった。

するとこれまでよりは少しいい。

 

そうしたときにヘリコプターがわりと低空でぼくの真上を飛んで行った。

そのヘリを見上げる。

ああ、首も凝っているなあと思う。

長時間首を上げて走っていたせいだ。

少し視線を落として遠くの新幹線の鉄橋の方を眺めると、その上に横に長く雲がたなびいている。

「ああ、空は広いなあ」。さっきから下ばかりを見ていたので余計にそう感じた。

 

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するとこんどはトンビがすぐ近くを旋回しだした。

さらには飛行機が飛んでいくのが見えた。

そうだ、自転車で旋回する時もできるだけ頭をまっすぐにしなくちゃ。

そうして8の字をやってみた。

はっきり違いが現れる。

視界が開ける感じで恐怖心がなくなる。

おまけにバランスが取りやすい。

 

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視線を上げると色々なものがよく見えるものである。

 

 

最後に

このあと家にかえって風呂に入り、ドライヤーで頭を乾かそうとしたら、ドライヤーを持つ腕が重く感じた。

今のロードバイクで同じ姿勢をつづけていると、やけに腕が疲れてしまう。どうもハンドルが遠いように感じている。

サドルはピタッとはまったので、次はハンドルの位置を合わせたいと思うのだが、どうやって合わせたら良いのか。

いろいろな長さのステムを試せるとよいのだが。

他に何かいい方法はないだろうか。

 

では、このへんで

 

 

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箱根はキツかった 【やっとの思いで帰宅】

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箱根湯本で早川を眺める

 

腰の状態が少し良くなったので、久しぶりにロードバイクに乗った。

前日、どこに行こうかと考えた。

早川でフライフィッシングができると聞いた。

よし、では箱根だ。

湯元で引き返せばいいものを、欲をかいて箱根駅伝の山登りコースに踏み込んだ。

その結果は・・・

 

前の晩

今まで早川沿いの国道1号線を何度も走ったことがあるが、釣り場の川としては認識していなかった。

だからどんな川だったか確認したい。

そんな気持ちで箱根湯本までのコースを考えた。

そしてあわよくば峠道を行けるところまでいってみよう。どのくらい登れるのが試してみたい、という気持ちがあった。

それでは早く寝なくちゃ。

ところが、枕元に置いてある本を読んでいたら、つい遅くまで読んでしまった。

初めの方はなかなか進まなかったが、中盤になってくるとサラサラ読める。

3分の1ほど残して寝ることにしたが、結局起きたのは9時少し前。

そしてなんやかやで出発は11時となった。

 

いちおう本について紹介すると、『リサイクル幻想』(文藝新書)という武田邦彦先生の著書である。

平成12年10月20日発行だから、20年以上も前に出版されている。それなのに未だにリサイクルが正義だと思われている。

 

リサイクル幻想 (文春新書) | 武田 邦彦 |本 | 通販 | Amazon

 

簡単に内容を紹介すると、金属もガラスもプラスチックも全ての材料は劣化する。だからそのまま何度も使うには適していない。だから溶かしたりして再生する。しかしそのためには分別したり洗浄したり熱を加えたりとエネルギーを消費する。それが製品を作るときよりもたくさん消費するという。

 

また、石油からプラスチックにするにはわずかなエネルギーしか使わない。だから発電のために原油を直接燃やすよりも、プラスチックを一度製品として利用し、そのあと燃やして発電すれば、原油の輸入量を減らすことができると主張している。

 

これはとても効率的な方法である気がする。

 

なお、氏は別な場所で、資源の無駄を少なくするには、リサイクルよりも技術の進歩の方が貢献度が大きいとも述べている。

 

 

129号線から1号線

さて、話は元に戻る。

本日の天気は曇り。気温は5度。これから8度くらいまでは上がるとの予報。

箱根に行くので念のため少し余計に衣類をサドルバックに詰め込んだ。出発が遅くなったのは、この取り付けに手こずったためもある。

それに、サドルバックをつけるとテールライトがほとんど隠れてしまう。なんとかしなくちゃ。

サドルバックにはウインドブレーカーを入れた。それに途中で脱ぐつもりでレインパンツを履いた。脱いだ時にここに仕舞う。

12時半頃、小田原の酒匂川近くのマクドで昼食。スパイシーチキンバーガーのセットを食べる。これがあとで後悔することになる。

1号線は箱根板橋から箱根登山電車と早川の間を縫うように走るようになる。ただし、現在は箱根湯本まではすべて小田急線の車両が乗り入れしているらしい。

小田急電車に追い抜かれるとすぐに減速し、風祭の駅に入っていく。このあたりで早川がチラッと見える。水の流れは渓流の中流域といった感じで、河原が広いのでフライフィッシングに向いている川だと思った。

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鈴廣かまぼこ博物館

ec.kamaboko.com

 

風祭の駅の近くには有名な「鈴廣」というかまぼこ屋がある。かまぼこ以外にもさまざまなものを売っていた記憶がある。

先へ行くとまた川が見えなくなり、緩やかに少しずつ坂を登っていく。すると箱根湯本の駅が見えてきて、早川もすぐ近くを流れるようになる。

 

 

箱根湯本で若いローディに話しかけられる

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向こうに二人連れのローディ

 

箱根湯本のバス発着所で休憩をとる。このあたりの河原は散策路になっている。このあたりでフライをやるのは難しそうだ。それに観光客の衆目が集まってしまう。

そんなことを考えていたら、二人連れの若い(10代後半か20代前半くらい)ローディが、

「スペシャライズドかっこいいですねえ」と話しかけてきた。

「ルーベですね、色がいいですねえ」というので、ありがとうといって「もうこの色は無いみたいですよ」と答えると、「20年モデルですよね」。

やけに詳しい。

その彼は茅ヶ崎に住んでいるそうで、スペシャの販売店であるSBC茅ヶ崎がもうなくなってしまったことを教えてくれた。

一番近いのは藤沢店になるそうだ。

その彼の乗っているのは(離れていてよく見えなかった)、SCOTTだそうだ。

SCOTTってたしかスイスでしたよねというと、「そうです。でも製造はドイツです」とのことだった。

もうひとりのほうのバイクについてははっきりとはわからなかったが、Giant の話をしていたのでおそらくそれだろう。

「台湾製のパイクはコストパフォーマンスが高いよね。スペシャは設計はアメリカだけど製造は台湾」と話した。

SCOTTの彼のバイクは僕のバイクの3倍弱だというのを聞いて、リッチだなあと思った。

「これからどっちへいくの?」と聞いたら、もう帰るということだった。このときすでに12時45分くらいで、このときぼくも帰るべきだった。

ところが、「なんだ、若者が登らないのか」と思い、ならばと俄然意欲が湧いてしまったのである。

 

www.sbcbicycle.com

 

 

最初は余裕

車やバイクではよく走った道であるが、自転車でゆっくり走ると景色が違う。いろいろなものに目が止まる。

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一の湯 趣のある建物

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一の湯の道路を挟んだ反対側の旅館専用? ここで夕涼みしたい

 

14時、登山電車の大平駅に来た。上り坂はすでに急になっていて、しばし休憩しチョコレートを補給し、水分も摂る。

改札口を入ると、プラットフォームは下の方にあり、階段で下っていく。その下を見ると、ちょうど電車が止まっていた。

そしてその先は車止め。ここで折り返して登る、いわゆるスイッチバックをするところなのである。

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大平台駅

 

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スイッチバック 停車中の電車

 

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山神神社 さんじんじんじゃと読むそうだ

 

駅の隣には山神神社というのがあった。まるで箱根駅伝の山の神のための神社であるように思った。

そこからも急な登りは続く。ギアはもちろんインナーロー。だからのろのろと登っていく。

ちょうど蛇骨橋というところが安全なので、そこで休憩。するとその橋を若い男女が渡ってきた。男性はハーフっぽかった。

さて、再び走り始めるかと、車が来ていないかを確認したら、登ってくるローディがいた。見た目にはゆっくり登っているようだったが、あっという間に見えなくなった。

 

 

ああ、もう限界

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富士屋ホテル 高級車ばかりが入ってくる

宮の下の富士屋ホテルを左折して小涌谷方面に向かう。ちなみにまっすぐ行って箱根ガラスの森美術館を左折すると仙石原に行ける。

小涌園前の左に曲がる(箱根駅伝で中継される)ところにある気温計は2度となっていた。そして時間もまだ15時前だったので、順調に登ってきたと思っていた。

さらにここからはなだらかな道だったように記憶していた。ところが、ここからが長く、さらに登っていくのだった。

するとなんだか胃がムカムカし始め、昼のスパイシー感が出てきてしまった。胃に血液が集まらずに胃液で消化しようとしているのか。

ここまで何度も休んできたが、休んだ後はけっこう回復して走ることができた。でももう体力は残されておらず、休憩後の1分くらいはちゃんと踏めるが、あとはもうよろよろしないように走るのが精一杯だった。

気温は1度を示し、小雪がぱらついてきた。

すると、後ろからきた薄着のユニフォームらしきウェアを着たロードレーサーがさらりと坂を登っていった。

早い。さっき抜かされた人よりも断然早い。そうか、乗鞍で優勝するような人ってこれくらい、いやもっと早いのだろうな。

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ここで休んでいる時にすっと走り去った

 

ところがこちらはペダルを踏むのがやっとなのである。ノロノロ登っていくとバス停とトイレがあった。よし、ここで休憩だ。気温はなんとマイナス1度だった。

自転車を止めると汗が流れてきた。つま先と手の指がもう冷たくて仕方がない。それなのに汗が流れるとは。

ふと隣を見るとドールハウス美術館があった。前に家内と一緒に来たことがあるが、その時は土砂降りだったことを思い出す。

 

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最高地点到達

道は一旦下って再び登る。ああ、もう限界、もう漕げない、と思って前を見たら、国道1号最高地点の標識があった。

 

 

激坂下り

するとその先に登りはなかったのである。

どこまでも下って行きたいが、芦ノ湖までは下らずに、カーブの途中を旧東海道に入って帰ることにしていた。旧街道入口でちょうど赤信号になった。

1号線から旧東海道の732号線に入ると、少しだけのぼりがある。その上のお店の駐車場の隅でレインパンツを履き、襟元をしっかり閉め、ネックウォーマーも口元と耳を覆って寒さ対策をした。

このとき二人のローディが向こうからやってきて、

「どうかここで終わってくれー」

「やったー、終わりだ」

という叫び声が聞こえた。ここまでの坂が本当にきつかったのだろう。

さて、そこを下るのだ。

思えば2年前、自転車日本一周の最後の宿に向かう時にこの坂を下った。だが、ブレーキがなかなか効かないで必死だったことしか思えていないのだ。どんな道だったか全く記憶にない。

こんどは荷物もなく、ブレーキもカンチではなくディスクだ。

かなりのスピードが出るが、出しすぎるとカーブが曲がれない。

 

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七曲りのカーブ

 

すると次は七曲り。こうしたカーブは車より早い。と思っていたら後ろからエンジン音が。最後のカーブで追い越していったのはバイクだった。バイクなら仕方がない。

箱根湯本近くまで降りてくると、ホテルなどが軒を連ねている。ここでスピードを落とした。このとき、立ち上がっていた足はガクガクで、肩もガチガチに凝ってしまっていた。

 

 

ちょっとの登りが

小田原までは道が下っており、その先も平坦なのでなんとかペダルを回せた。

それに下におりてくると明らかに気温が上がり風がそれほど冷たくない。

小田原は4時前に通過した。となると、降り始めてから30分と経っていないことになる。登りは2時間半以上かかったのに。

風の冷たさは山上ほどではないが、体が冷えている。

国府津手前のコンビニでホット缶コーヒーを買い、それで手を温めた。

 

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カイロがわりのコーヒー

きつかったのは二宮の登り。なんだか気持ちが悪くなってきた。

どこかで休まないと走れない。もう、帰宅時間なんて気にしちゃいられない。それに、信号で止まるとフラフラするような気がする。

大磯の手前のコンビニの駐車場でしばらく休むことにした。ここで、昼に脱いだ中間着を着る。日が落ちて急に冷えてきたのである。

そうして、ともかく前に進んでいれば帰ることができる、と自分に言い聞かせながら、どうにかこうにか無事に帰ることができた。体力は使い果たした。

今の体力では箱根は無謀な挑戦だった。

もっとたくさん乗って鍛える必要があるということを強く感じた次第である。

 

 

最後に

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自転車ユーチューバーの動画やインスタを見ると、ライドの途中でスイーツのお店に寄ったりしている。

それなのに、とても長い距離を走っている。

ということは、サッと走って休憩し、美味しいスイーツなどを食べているってこと!

なんか憧れちゃうな。

だけどサッと走るのは無理。

だったら距離を短くしようか、なんてね。

では、このへんで

 

 

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わかりやすいスタンディング動画 【意識を変える】

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(出典:Photo AC)
 
これまで多くのスタンディング動画を見てきたが、新たに、これはいい! と思う動画がアップされた。
 
何が良いかというと、体の使い方についてわかりやすく説明してくれていることだ。
 
この動画を見たからといってすぐにスタンディングができるわけではないが、目指すところが明確になる点がいいと思う。
 
ぼく同様、まだスタンディングができない方にお勧めです。

わかりやすいスタンディング動画

これまでにもスタンディングの具体的なやり方や、理論などを解説してくれる動画はあった。
 
しかし、肝心な体のバランスの取り方について、わかるように解説してくれたのはこれまでなかったんじゃないかな。
 
もちろん、具体的なやり方や理論は大切だ。
 
そうやってぼくも練習してきた。
 
そんな中でどうしても体の使い方がよくわからなかった。
 
最初は重心が前に乗り腕が疲れた。
 
体を後ろに持ってくるといいと言われるとその通りやってみるのだが、体に力が入ってその体勢でいるのが辛くなった。
 
そのつぎにできるだけ体の力を抜いてみると少し楽になった。
 
最近ではバランスが崩れた時に修正したら少し戻すと少しだけ長く立てるようになった。
 
ぼくが練習して少し上手くいったのはブレーキをかけて完全に停止する方法。ただし左右には動く。
 
スタンディングにはもう一つ、前後に揺れながら行う方法もある。
 
今回ご紹介したいスタンディング解説動画は、前後に動きながら止まるやつだ。
 
ああ、ぼくもできるようになりたい。
 
この解説動画がいいと思ったのは、自転車を前後に動かしたときに軸となるのは自分の体で、それは体の中心、つまり腰(骨盤と背中)を使っているという説明がとても腑に落ちたのである。
 
ぼくは最近スーパーカブに乗り始めたリターンライダーだ。バイクではカーブのとき、腰で曲がる方向を決めるようなイメージで曲がっている。
 
この動画の説明は、このバイクの乗り方とぴったり付合する。
 
そうか、きっとそうなんだと思ったわけである。
 
さて、ではどんな動画なのか。
 
それは、あの有名なヒルクライマー、篠さんの動画である。
 
 
動画の中からスタンディングのコツを抜き出してみた。
  1. クランクを水平に保つ・・・前足の踵を下げる。後足は膝裏を伸ばす。
  2. ハンドルを切りながらバランスを保つ・・・体を固めない。骨盤と背中だけでバランスを取る意識。軸は自分自身にある。
  3. スタンディングは完全停止ではない・・・その場に自分が止まるイメージ。足で踏まない。
以上、新しいスタンディングの解説動画でした。
 

最後に

この動画を見てますます練習意欲が湧いてきた。
 
いまは前後ともブレーキをかけた方法がちょっとだけ進歩したかなという状態だ。
 
前後に動かすのは先日やっと3回くらい、壁に当てて離れて戻るができたばかりである。
 
いまは初めの頃のようにヘトヘトになることは無くなり、体の力は以前ほど入らなくなった。おそらく篠さんも時間の違いはあるだろうけれど、同じような道を辿ってきたのだと思うと、なんだかうれしい。
 
そして、それが間違いではなかったということがわかり、元気が湧いてきた。
 
スタンディングを練習中のみなさん、一緒に頑張りましょう。
 
では、このへんで
 
 

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雪が降って野山を駆け回る 【小町緑地から愛名緑地】

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1月6日、関東に雪が降る。
 
東京の積雪は4年ぶりだという。
 
ここ神奈川でも大雪注意報が出されている。
 
そんな中、先日訪れた小町緑地にMTBで走りに行った。
 

雪だ

 
この日の朝、空はどんよりと曇っていて、空気は冷たかった。
 
自転車でパソコンボランティアの会場まで自転車で走る。
 
すると指の先と耳の先が冷たくなって痛かった。
 
講座は無くパソコンの手ほどきが1名だけだった。
 
担当以外のものが各々の仕事をする。
 
すると、ひとりが窓のブラインドから外を覗き、「雪が降ってますよ」と言った。
 
ぼくは「雪? よし、山に行こう」と言って喜んだ。
 
あるひとは「早く帰らなけりゃ、今日は車できているんでね」という。
 
もうひとりは「よく気がつきましたね」。そう言うと第一発見者は
 
「あんまり静かだったもんですから」。
 
なるほど、たしかに雪が降ると音が聞こえなくなる。

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小町緑地へ

 
12時過ぎに手ほどきが終了。
 
この日ぼくが当番だったので、会場の使用報告書を提出して引き上げる。
 
いったん昼食を食べに自宅へ帰る。
 
昼を済ますとすぐにレインウェアを着て表に飛び出す。
 
実は雪がすぐに止むのじゃないかと気が気でなかった。そこでiPhoneの天気予報をみたところ、どうやら夕方までは止みそうにないことをチェックしていた。それでもすぐに止むんじゃないかと外ばかり見てしまった。
 
走り出すと指先が冷たい。耳のほうはネックカバーを頭からかぶって耳まで覆っていたので大丈夫だった。
 
雪は止むどころかますます強くなっているようだ。
 
そのうち前が曇って見えづらくなった。グローブの指先で払うと雪がぽろっと落ちた。メガネにも雪が積もっていた。
 
約40分で小町緑地に到着する。駐車場には4、5台の車が停まっていた。
 
この前と同じ坂道を登っていく。斜度が急になるにつれ、靴底のコンクリートの表面が滑る。自転車のタイヤはどうかとブレーキをかけてみたらこちらはしっかり止まる。
 
もし靴が滑ったら、自転車を支えにしようと思いながら慎重に登る。
 
折り返して少し登ると土の道で、落葉が積もり、そこに雪が積もっている。
 

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丸太で杭打ちされた階段に足をかけ、その脇を自転車を押して登る。途中、ブレーキに雪と落葉などが詰まって車輪が回らなくなる。少し戻すと前輪からは雪と落葉の塊がぽろっと落ちたが、後輪はしっかりくっついていた。
 
ただ、前輪が回れば自転車は進んだ。
 
こうして四阿のあるみはらしの丘まで登った。
 
辺りはすっかり雪景色。ただ、意外にもみはらしの丘の上に雪は少なかった。
 
前回と同じように自転車に乗っていったん下り、自転車を押して丸太階段を登る。そして小さな祠の秋葉神社に着く。
 
そこから左に降りる道があり、今度はそちらに行ってみようと思っていたが、急な階段なのでちょっと危険な香りがした。
 
そこでやっぱり前回と同じようにまっすぐ進むことにした。
 
薄っすらと積もった雪に自転車の轍をつけていく。なんて気持ちがいいのだろう。
 
今回も下りと平坦なところは自転車に乗り、登りは押しながら進んでいった。
 
下る時は立ち上がり、お尻を引いて重心を後ろに持ってくる。ここのトレイルは木の根が多く、ブレーキをかけているとズルッと左右に滑る。前輪ブレーキはほんの軽くかけるだけにする。
 

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そうして前回も苦労した難所にきた。ここは急坂な上に木の根が張り出しているので自転車が押せないため担いで登っていく。
 
この難所を越えて少しいくと高松山へ続く石段がある。前回はここを行かずに左の巻道を進み、森の里に続いている松陰大学の前の道に出た。
 
今回はまっすぐ高松山に登る。石段を登るとちょっとした広場になっていて、もう一段上が頂上だった。
 
高松山146.5メートルという標識があった。
 

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愛名緑地へ

標識の先に下に降る石段があったが、自転車では下れそうにない。巻道のあるところまで戻る。
 
そこには右に巻く道もつけられていた。少し急だがちょっぴり勇気を出してその道を下っていく。すると、さっき上から見下ろした石段の下に出た。石段の下は丸太階段だ。
 
この丸太の横は自転車が走れそうである。
 

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絶対無理という場所以外、そして時々休みながら自転車で下る。ちょっぴりスリルを味わいながら下っていくと少し広い道に出た。枯葉と雪に覆われていたが、どうやら舗装されているようだ。
 
まだ先へ進んで行ける。
 
両側を木々に覆われた道を下っていくと道路を跨ぐ橋に出た。橋の先は細い道ですぐに階段があり、そこを降りると広場に出た。
 
その広場は一面真っ白で、まだ誰の足跡もついていなかった。
 

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そこをぐるぐると轍をつけて回った。2、3周してその広場を出る。
 
ここはどこだろう。看板の立っているところに行ってみる。そこには「愛名緑地」とあり、案内図も描かれていた。
 

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お、まだまだ行けそうだ。
 
そこからしばらくは石畳になっていた。自転車に乗って登ろうとしたが、車輪がスリップして上手く登れない。もちろん靴でも滑るのでゆっくり慎重に進んでいく。
 
途中からは草地になり、自転車でも登っていけた。
 
 

出口がない

一番上まで登ると今度は緩やかな下りだ。斜面を横切るように下っていく。
 
この道にも新しい轍をつけていく。
 
ただ、道は荒れていて木の枝がたくさん落ちている。
 
さらに進んでいくとその先の小高いところに四阿があった。そこを目指してすすむ。

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四阿を越えると緩やかな下りだ。だが、どこに道がついているのかわからなくなった。
 
適当にどんどん下っていく。すると崖の上に出た。少し歩いてみたが降りる道はなさそうだ。あきらめて道無き道を引き返していく。
 
すると道の柵らしきものが見えた。
 
行ってみるとやはり道ではあったが、これまでの道より荒れていて、枝というより低木を切り倒したようなものが道を塞いでいた。
 
自転車を担いでそこを乗り越えるとさらに下に道が続いている。
 
そうして愛名緑地の一番遠い端から外に抜けた。
 
ところがそこは工事現場の真ん中で抜ける道がない。
 
柵の横から抜け出して鉄板の坂を下っていくとだんだん堀の底をいくようになった。そして最後はなんと行き止まり。
 
いったん戻ってGoogleマップで現在位置を確認した。
 
道路に出るには行き止まりの方にいくしかない。上から順に出られそうなところを目で追ってみる。
 
やはりあの土手を登るしかないか。
 
もう一度行き止まりまで行き、2メートルくらいの土手にまずは自転車を沿わせ、その後から少しずつ登っていく。
 
初めは土手が崩れないように気をつけていたが、それだとずり下がって登れないので、結局幾らか土手を崩してしまった。
 
なんとか前輪を先に上げ、あとから体も上げることができた。
 
広い工事現場を進んでいくと道路があった。その道はさっき崖の上から見下ろした場所に続いていた。
 
そこからさっきの広場にでる前に越えた道路を右に折れてトンネルを抜けると、前回降りてきた松陰大学に続く道が左に伸びている。
 
あとは前回と同じ道を通って家に向かった。
 
 
 

最後に

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工事現場を脱出したあと時間を見たら16時少し前だった。もうすぐ日が暮れる。
 
雪は相変わらず降っている。しかし、冷たいのは手と足の指先だけで体は寒くない。
 
帰り道、前回食べ損ねた揚げパンを目指してオギノパンに向かう。
 
だが今回もハズレ。揚げパンは置いていなかった。
 
しかたないので、夕食がわりにアウトレットと書いてある照り焼きチキンドック(200円)を買い、びしょ濡れのテーブルと椅子で自販機コーヒーを飲みながらそれを食べる。

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いつも大山や富士山を眺めて走る農道まで戻ってくると、まだ薄明かりが残っており、畑が一面真白になっていた。
 

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では、このへんで
 
 

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